日本株朝刊 2026年10月29日 注目5件

今日の見方

寄り付き後は、①アドバンテスト(6857)の上方修正と自社株買いに対する株価反応、②日経平均とTOPIXの方向や値上がり銘柄の広がり、③日銀会合初日を受けた金利・為替の反応、の順に見ます。日本銀行の決定内容は30日公表予定です。政策結果や寄り付き後の値動きを先取りして評価せず、確認できた事実と市場反応を分けます。

注目ニュース

1. アドバンテストが通期予想を上方修正、自社株買いも決定

アドバンテスト(6857)は10月28日、2027年3月期の通期連結業績予想を上方修正し、上限1,100万株・2,800億円の自己株式取得を発表しました。通期純利益予想も6,600億円から7,415億円へ引き上げています。取得期間は2026年10月29日から2027年3月24日までです。

投資家が見る点: 会社は通期売上高予想を1兆7,140億円から1兆8,630億円へ、営業利益予想を8,460億円から9,670億円へ引き上げました。修正後の計画と取得枠の実行状況を、29日の株価反応と分けて確認します。半導体株全体への波及は、関連銘柄の値動きも合わせて見ます。

2. 日銀会合は29、30日開催、決定内容は30日公表予定

日本銀行の金融政策決定会合は10月29日、30日に開かれます。公表予定では、会合の決定内容と「経済・物価情勢の展望」(基本的見解)は30日、時刻未定となっています。植田総裁の会見は30日15時30分に予定されています。

投資家が見る点: 29日は会合初日で、政策判断はまだ公表されていません。結果公表前後の金利・為替の変化と、株式市場の反応を確認します。声明文と展望レポートでは、物価・経済見通しや今後の政策運営に関する表現を、実際の政策変更の有無とは分けて読みます。

3. 前日は日経平均高・TOPIX安、指数間に差

10月28日の日経平均は前日比685.82円高の63,954.19円、TOPIXは5.66ポイント安の3,991.71で終了しました。日経平均の上昇とTOPIXの下落が同日に起きています。

投資家が見る点: 29日は大型値がさ株だけでなく、TOPIXや市場全体に買いが広がるかを見ます。指数の方向がそろわない場合、上昇銘柄の裾野を確認します。

4. FOMCは金利据え置き、利上げを求める反対票が2票

米連邦準備制度理事会は米東部時間10月28日14時(日本時間29日3時)、政策金利の誘導目標を3.75〜4.00%に維持すると発表しました。投票は10対2で、反対した2人は0.25ポイントの引き上げを主張しました。

投資家が見る点: 声明は経済活動が堅調に拡大していると評価する一方、インフレは高止まりしているとの認識を示しました。据え置きの決定と投票の内訳を分けて受け止めます。東京市場では金利・為替の反応を確認し、特定の株式市場への影響を決めつけないようにします。

5. IPOはestieの購入申込期間中、トグルは30日上場予定

東証グロース上場予定のestie(658A)は公開価格1,100円で、購入申込期間は10月29日から11月4日までです。トグルホールディングス(652A)は公開価格4,040円で、10月30日の上場を予定しています。

投資家が見る点: 申込日程と上場予定を確認し、公開価格だけで需給や初値の方向を判断しないようにします。両社の募集内容は個別記事にまとめています。

確認しておきたい日程

  • 10月29日:日本銀行の金融政策決定会合(初日)、estie(658A)の購入申込期間
  • 10月30日:日本銀行の金融政策決定会合(2日目)、決定内容の公表予定、トグルホールディングス(652A)の東証グロース上場予定
  • 10月29日:国内企業の決算発表が続く。発表時刻は各社IRで確認

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