決算サマリー

項目訂正後訂正前見方
売上高16.71億円16.74億円小幅下方修正
営業利益-0.84億円-0.81億円赤字幅が小幅拡大
経常利益-1.94億円-1.05億円貸倒引当金繰入額で悪化
四半期純利益-2.20億円-1.32億円赤字幅が拡大
EPS-13.78円-8.27円1株損失が拡大
総資産60.55億円76.93億円大幅減少
純資産30.85億円47.23億円大幅減少
自己資本比率50.9%61.4%財務指標は低下

訂正後も継続企業の前提に関する注記は該当事項なしとされている。ただし、財務安全性を読む際は訂正後の純資産と自己資本比率を使う必要がある。

訂正のポイント

主な訂正内容は、差入保証金の会計上の見積り変更に基づく貸倒引当金の追加計上である。会社は、回収不能や信用不安を前提とするものではないとしているが、会計上は経常損失と純損失を押し下げる形で反映された。

経常損失は1.05億円から1.94億円へ、四半期純損失は1.32億円から2.20億円へ訂正された。営業段階の赤字よりも、営業外費用としての貸倒引当金繰入額が投資家の確認ポイントになる。

セグメント別の状況

セグメント売上高セグメント利益
お墓事業(屋外墓地)5.61億円1.17億円
お墓事業(納骨堂)1.16億円-0.44億円
葬祭事業9.93億円3.23億円
セグメント合計16.71億円3.96億円
全社費用調整--4.80億円
営業利益--0.84億円

セグメント合計では黒字だが、納骨堂の赤字と全社費用を吸収しきれていない。葬祭事業の黒字が下支えしているものの、全社ベースでは赤字である。

株価への示唆

短期的には、訂正後の純資産減少と赤字幅拡大が重い。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。特にPBRや財務安全性を見る投資家にとっては、訂正前数値ではなく、純資産30.85億円、自己資本比率50.9%を基準に見直す必要がある。

総合判断

総合判断は慎重中立である。葬祭事業は利益を出しているが、納骨堂と全社費用、さらに差入保証金に関する貸倒引当金が重い。訂正は会計上の見積り変更が中心だが、赤字幅と財務指標の見え方を変えるため軽くは扱えない。

出典

本記事は、ニチリョクが開示した訂正後の決算短信を基に作成しています。

  • 「(訂正・数値データ訂正)『2025年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)』の一部訂正のお知らせ」、ニチリョク、開示日: 2026-05-22
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