2026年10月優待の基本日程

2026年10月末が権利確定日の銘柄では、日程は次の通りです。

項目日付
権利付き最終日2026年10月28日(水)
権利落ち日2026年10月29日(木)
権利確定日2026年10月30日(金)

10月末優待を取るには、原則として2026年10月28日(水)の大引け時点で株を保有している必要があります。

10月31日は土曜日のため、月別一覧ページでは権利確定日を2026年10月30日(金)として整理しています。個別銘柄では「10月末日」「10月31日」など表記が分かれるため、最終的には各銘柄ページで基準日を確認してください。

2026年10月の株主優待10選

まずは一覧です。

順位銘柄コード優待の方向性注意点
1ギフトHD9279株主優待ポイント2026年4月分からポイント化・拡充。長期保有区分あり
2神戸物産3038Gyomucaカード等100株から対象。3年以上で額面が上がる
3正栄食品工業8079自社製品詰め合わせ100株から対象。金額換算は固定しにくい
4巴工業6309ワイン200株以上・1年以上の継続保有条件に注意
5泉州電業9824QUOカード100株から対象。1年以上で額面が上がる
6ファースト住建8917QUOカード1年以上継続保有が前提
7パーク244666タイムズカー特典2026年10月基準から再開。カーシェア利用者向け
8エイチ・アイ・エス9603旅行関連優待券旅行サービスを使う人向け
9テンポスHD2751食事券1年以上保有から実質対象として確認したい
10東和フードサービス3329優待券・ポイント椿屋珈琲など利用店舗との相性が大事

外食・店舗利用系の注目優待

10月の外食・店舗利用系では、ギフトHD、テンポスHD、東和フードサービスが目立ちます。

銘柄コード主な優待内容見方
ギフトHD9279株主優待ポイントラーメン店・オンラインストア利用者向き
テンポスHD2751株主優待御食事券1年以上保有条件を先に見る
東和フードサービス3329優待券またはポイント利用店舗が生活圏にあるかが重要

ギフトホールディングス(9279

ギフトHDは、横浜家系ラーメン「町田商店」などを展開する外食企業です。

株主優待データでは、10月末基準で100株以上を保有する株主に、グループ国内直営店などで使える株主優待ポイントを贈呈する内容として整理されています。

2026年4月末基準分から、従来の優待券ではなくポイント化され、制度も拡充されています。100株以上200株未満では、1年未満で1,500ポイント、1年以上で2,500ポイントという区分が確認できます。

外食優待としては使いやすい部類です。ただ、店舗を使わない人には価値が出にくい。外食株として見るなら、既存店売上、出店ペース、人件費、原材料費も合わせて見たい銘柄です。

テンポスホールディングス(2751

テンポスHDは、飲食店向け厨房機器販売や飲食関連事業を手がける企業です。

株主優待データでは、10月末基準で100株以上を保有する株主に、株主優待御食事券を贈呈する内容として整理されています。データ上の記載では、1年未満は優待なし、1年以上3年未満で3,000円分、3年以上で8,000円分という区分が確認できます。

額面だけ見ると強い優待です。

ただし、ここは継続保有条件を先に見る銘柄です。直前に買ってすぐ食事券を取る、という見方は危ない。使える店舗・サービスも確認したうえで、生活圏に合うかを判断したい優待です。

東和フードサービス(3329

東和フードサービスは、椿屋珈琲などを展開する外食企業です。

株主優待データでは、10月末基準で100株以上199株なら500円券3枚、または1,500ポイント相当として整理されています。200株以上、400株以上と保有株数が増えるにつれて優待額も上がります。

カフェ・レストラン系の優待は、日常利用できる人には分かりやすいです。

一方で、利用店舗が限られると優待の価値は落ちます。外食優待は額面より生活圏。椿屋珈琲などを普段から使うかどうかで評価が変わります。

食品・自社商品系の注目優待

食品系では、神戸物産、正栄食品工業、巴工業が中心です。さらに旅行・サービス系とは違い、届いたものを家庭で使いやすい点が特徴です。

銘柄コード主な優待内容見方
神戸物産3038Gyomucaカード等業務スーパー利用者に向く
正栄食品工業8079菓子類など自社製品100株一律の食品優待
巴工業6309ワイン200株以上・1年以上の継続保有条件

神戸物産(3038

神戸物産は、「業務スーパー」を展開する食品小売・食品製造関連の企業です。

株主優待データでは、10月末基準で100株以上を保有する株主に、保有株式数と継続保有年数に応じて「Gyomucaカード」を贈呈する内容として整理されています。

100株以上1,000株未満では、3年未満で1,000円分、3年以上で3,000円分という区分です。希望する株主には、額面相当のVISAギフトカードやグループ商品の詰め合わせと引き替えできる内容も確認できます。

業務スーパーを使う人には実用性があります。

ただし、人気銘柄は優待だけで株価が動くわけではありません。食品価格、為替、PB商品の競争力、店舗展開、利益率も見たい銘柄です。

正栄食品工業(8079

正栄食品工業は、ナッツ、ドライフルーツ、菓子原料などを扱う食品専門商社です。

株主優待データでは、10月末基準で100株以上を保有する株主に、自社製品を贈呈する内容として整理されています。菓子類の詰め合わせとして見られやすい優待です。

ここは金額換算よりも、届いたときの満足感が大きいタイプです。

一方で、食品優待は好みが分かれます。家族で消費できるか、保管場所に困らないか、甘いものやナッツ類を普段から使うか。そこまで含めて見ると判断しやすいです。

巴工業(6309

巴工業は、遠心分離機などの機械事業と、化学品関連事業を持つ企業です。

株主優待データでは、10月末基準で200株以上を保有する株主に、関連会社取扱商品のワインを贈呈する内容として整理されています。

注意したいのは、1年以上の継続保有条件です。

200株以上600株未満ではワイン1本、600株以上ではワイン2本という区分が確認できます。大人向けの実物優待として魅力はありますが、直前取得ではなく、保有期間と株数条件を先に確認したい銘柄です。

金券・ポイント・サービス系の注目優待

金券・サービス系では、泉州電業、ファースト住建、パーク24、エイチ・アイ・エスを見ます。

銘柄コード主な優待内容見方
泉州電業9824QUOカード100株から対象。長期保有で増額
ファースト住建8917QUOカード1年以上継続保有が条件
パーク244666タイムズカー特典カーシェアを使う人向け
エイチ・アイ・エス9603旅行関連優待券旅行利用が前提

泉州電業(9824

泉州電業は、電線・ケーブルを扱う専門商社です。

株主優待データでは、10月末基準で100株以上を保有する株主にQUOカードを贈呈する内容として整理されています。100株以上で1年未満なら1,000円分、1年以上なら2,000円分です。

QUOカードは使い道が広く、優待として分かりやすいです。

ただ、泉州電業を見るなら、優待だけでなく業績の安定感、設備投資需要、配当方針も合わせて確認したいところです。金券優待は入口としては見やすいですが、保有判断は事業と株価水準も含めて考える必要があります。

ファースト住建(8917

ファースト住建は、戸建て分譲住宅を手がける企業です。

株主優待データでは、10月末基準で100株以上を保有する株主にQUOカードを贈呈する内容として整理されています。ただし、100株以上300株未満では1年以上の継続保有が条件です。

QUOカード優待としては分かりやすい一方、住宅関連株は景気や金利の影響を受けます。

優待だけで見ると地味に見えるかもしれませんが、不動産市況、在庫、販売単価、資金繰り、配当も一緒に見たい銘柄です。

パーク24(4666

パーク24は、時間貸し駐車場「タイムズ」やカーシェアを展開する企業です。

株主優待データでは、2026年10月31日現在の株主名簿に記載または記録された株主から株主優待制度を再開する内容として整理されています。

100株以上では、タイムズカー入会後3カ月間の月額基本料金が無料となる入会特典が確認できます。1年以上継続保有すると、保有株数と保有期間に応じてカーシェアeチケットも対象になります。

カーシェアを使う人には実用性があります。

逆に、車を使わない人には価値が出にくい。金券ではなくサービス利用型なので、自分の生活圏と移動手段に合うかが大事です。

エイチ・アイ・エス(9603

エイチ・アイ・エスは、旅行サービスを展開する企業です。

株主優待データでは、10月末基準で100株以上を保有する株主に、H.I.S.株主優待券やラグーナテンボス入園割引券などを贈呈する内容として整理されています。

旅行を使う人には分かりやすい優待です。

ただし、旅行関連の割引券は利用条件があります。使える商品、併用可否、予約方法、旅行時期によって体感価値が変わります。旅行需要、為替、燃油、海外情勢の影響も受けるため、優待だけでなく事業環境も見たい銘柄です。

10月優待で注意したいこと

10月優待は数が少ないぶん、個別条件の読み違いが目立ちます。

注意点内容
優待廃止扱い廃止ステータスの銘柄は採用しない
銘柄コード会社名とコードが一致しているか確認する
継続保有条件巴工業、泉州電業、ファースト住建、テンポスHDなどで重要
必要株数巴工業は200株以上、ファースト住建は100株でも継続保有条件あり
利用範囲外食券、旅行券、カーシェア特典は生活圏との相性を見る
権利落ち人気優待は権利前に買われ、権利後に売られやすい

特に10月は、3月・9月のように銘柄数で分散できる月ではありません。

人気銘柄に視線が集まりやすく、権利前に株価が先回りすることもあります。優待額だけを見て直前に買うと、権利落ちで優待以上に下げる可能性があります。

優待を使うか。条件を満たすか。権利落ち後も保有できる事業か。

この3つを分けて見たい月です。

10月優待の選び方

10月優待を選ぶなら、次の順番で見ると現実的です。

  1. 10月末基準の優待か
  2. 優待廃止扱いではないか
  3. 銘柄コードと会社名が一致しているか
  4. 100株で対象か、200株・500株以上が必要か
  5. 継続保有条件があるか
  6. 店舗・サービスを実際に使うか
  7. 優待目的だけでなく、権利落ち後も保有できる事業か

10月は派手な月ではありません。

それでも、ギフトHDや神戸物産のように日常利用に寄せやすい銘柄、正栄食品工業や巴工業のように届く楽しさがある銘柄、泉州電業やファースト住建のように条件が分かりやすい金券系があります。

少ない月だからこそ、雑に選ばない。

10月優待は、条件を丁寧に読む人ほど取りこぼしを減らせる月です。