100株の注文が複数市場へ分かれる SOR買い100株 PTSで30株1,000.5円 東証で70株1,001円 kabutrack.com

分割される理由

有利な価格を出す市場に、注文全量を受けるだけの反対注文があるとは限りません。100株買いたくても、最も安いPTSの売り気配が30株なら、その30株をPTSへ、残りを次に有利な東証などへ回す方式があります。

金融庁はSORの代表的な方式として、有利な市場から順にIOC注文を出す方法と、複数市場へ分割して同時にIOC注文を出す方法を示しています。IOCは、即時に約定できた数量だけ成立させ、残りを失効させる条件です。残数量を東証へ出すなど、その後の処理は証券会社ごとに違います。

約定履歴で驚きやすい点

  • 同じ注文番号に複数の市場・価格が並ぶ
  • 一部約定のまま残数量が残る
  • 平均約定価格と個別の約定価格が違う
  • 期間指定が当日限りへ変わるなど会社固有の処理がある

複数約定でも、注文株数を超えて買われたとは限りません。個別明細の合計数量と平均価格を確認します。

注意点

分割で価格が改善しても、市場ごとの手数料体系や取引報告の表示は各社で異なります。また、薄い板へ大きな成行注文を出せば、複数価格を食い進むリスクは残ります。SORは注文数量に見合う流動性を作り出す機能ではありません。

出典

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