2026.07.21 / MARKET GUIDE KOSPIと日本株 連動を読む4つの接点 指数構成 KOSPI / TOPIX 半導体 HBM / 装置・材料 為替 ドル円 / ドルウォン 外部環境 米国金利 / 中国景気 似て動く日でも、原因と指数の中身を分けて確認 kabutrack.com

今日の見方

KOSPIを日本株の先行指標として使うなら、「上がったか、下がったか」より理由を見ます。半導体大型株の下落なのか、外国人資金の流出なのか、ウォン安と原油高なのかで、日本株へ波及しやすい業種は変わります。

もう一つ大切なのは、比較する日本株指数です。KOSPIとTOPIXは時価総額を基礎に算出されますが、日経平均はプライム市場の225銘柄を使う株価平均型です。同じ日の日本株でも、値がさ半導体株が動けば日経平均の振れがTOPIXより大きくなる場合があります。

注目ニュース

1. KOSPIと比較するなら、まずTOPIXと日経平均を分ける

韓国取引所によると、KOSPIは韓国のメインボードを対象とする時価総額方式の総合指数です。TOPIXは日本株市場を広く覆う浮動株調整時価総額加重指数で、日経平均は225銘柄の株価平均型指数です。

投資家が見る点: KOSPIと日経平均の騰落率だけを並べると、指数算出方法の違いまで値動きの差に混ざります。日本市場全体の広がりはTOPIXと業種別指数、半導体大型株の影響は日経平均の寄与度で確認します。

2. 韓国は半導体の実需、日本は装置・材料への波及を見る

韓国関税庁の確定値では、2026年6月の半導体輸出は449億ドルで過去最高となりました。KOSPIではサムスン電子とSKハイニックスへの期待が表れやすく、日本では東京エレクトロン、アドバンテスト、ディスコなど装置・検査株へ連想が広がります。

投資家が見る点: 韓国株安をそのまま「半導体需要の失速」と読まないことです。輸出数量・価格、HBMと汎用メモリーの違い、設備投資計画、日本企業自身の受注と利益率を分けて確認します。

3. 通貨安は輸出株の追い風だけでは終わらない

韓国銀行によると、2025年の韓国輸出は84.2%が米ドル建てで決済されました。ドルウォンは輸出採算だけでなく、海外投資家の資金フローや輸入物価にも関わります。日本でも円安は輸出企業の円換算利益を支える一方、原油・原材料の負担を増やします。

投資家が見る点: 円とウォンの対ドル変化を同じ日に並べます。通貨安の幅、原油価格、企業の海外生産比率、価格転嫁力が違うため、「安い通貨の国が有利」と一つの結論にまとめるのは粗い見方です。

4. 米国金利と中国景気が共通要因になる

韓国と日本はいずれも、米国株のリスク許容度、米国金利、半導体サイクル、中国を含む外需の影響を受けます。ただし、日本株には銀行、商社、通信、小売などもあり、半導体株が弱い日に別業種へ資金が移ることがあります。

投資家が見る点: SOX指数と米国金利に加え、TOPIXの業種別騰落と売買代金を見ます。KOSPIが弱くても日本の銀行・内需株へ資金が移っていれば、日本株全体まで同じ材料で売られているとは限りません。

確認しておきたい日程

日付予定
2026年7月23日Intelが2026年第2四半期決算を発表予定
2026年7月30日サムスン電子が2026年第2四半期決算説明会を開催予定
2026年7月31日キオクシアホールディングスが2027年3月期第1四半期決算を発表予定

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