今日の見方
長鑫科技の初日急騰は、中国A株市場で半導体国産化とAIメモリ需要がなお強いテーマとして見られていることを示しました。終値時価総額は3.28兆元となり、DRAMメーカーとしての成長期待だけでなく、政策色の強い大型ハイテク株としてのプレミアムも織り込まれています。
一方で、初日の売買回転率66.40%と振幅195.38%は、需給がかなり荒かったことも示します。ここから見るべきなのは初値の高さそのものではなく、上場後の出来高がどの程度落ち着くか、DRAM価格と2026年下期利益が高い評価に追いつくかです。
注目ニュース
1. 始値49.50元、発行価格から471.59%高
長鑫科技の始値は49.50元でした。発行価格8.66元から471.59%高く、上場直後から大きく買われました。始値ベースの時価総額は3.31兆元です。
投資家が見る点: 初値形成は、AIメモリと中国半導体国産化への期待が一気に表れたものです。ただし、発行価格からの乖離が大きいため、短期的には利益確定売りとテーマ買いがぶつかりやすくなります。
2. 終値49.00元、終値ベースで465.82%高
終値は49.00元でした。発行価格比では465.82%高で、終値ベースの時価総額は3.28兆元となりました。
投資家が見る点: 終値が始値近辺で残ったことは資金の強さを示します。ただ、時価総額の水準はすでに世界メモリ大手と比較される段階に入り、次は売上成長よりも利益の持続性が問われます。
3. 安値38.11元、高値55.03元、振幅195.38%
取引時間中の安値は38.11元、高値は55.03元でした。上場初日の値幅は非常に大きく、振幅は195.38%に達しました。
投資家が見る点: 値動きの大きさは、人気の強さだけでなく価格発見の難しさも意味します。日本の半導体関連株を見る場合も、長鑫科技の値動きを単純な追い風と決めつけず、中国ハイテク株全体のリスク許容度として確認したいところです。
4. 売買代金1,411億8,700万元、売買回転率66.40%
初日の売買代金は1,411億8,700万元、売買回転率は66.40%でした。超大型IPOでありながら、流通株のかなり大きな部分が初日に入れ替わった形です。
投資家が見る点: 上場後数日は出来高の減り方が重要です。出来高を伴って高値を維持するのか、需給が一巡して価格が落ち着くのかで、半導体テーマ全体の温度感も変わります。
確認しておきたい日程
| 日付 | 確認イベント |
|---|---|
| 2026年7月16日 | 長鑫科技の網下・网上申購 |
| 2026年7月24日 | 上場公告書などの上場関連資料を開示 |
| 2026年7月27日 | 上海証券取引所科創板に上場 |
| 2026年7月28日以降 | 出来高、回転率、DRAM市況、2026年下期業績見通しを確認 |
関連ページ
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出典
- 上海証券取引所: 長鑫科技集団股份有限公司 IPOプロジェクトページ
- 上海証券取引所: 688825 長鑫科技 IPO発行・公告一覧
- 市場データ: 2026年7月27日終値ベース。始値、終値、高値、安値、売買代金、売買回転率は当日公開市場データを基に整理。