2026.08.14|日本株朝刊 SQ通過後を見極める、注目8件 米PPI横ばい・S&P500最高値・原油反落 日経225先物・夜間 69,140円 米7月PPI 前月比 0.0% S&P500 最高値更新 先物 / SQ / 米PPI / 決算 / IPO / 株主還元 kabutrack.com

今日の見方

先物は13日の現物終値を800円超上回っています。寄り付きでは指数寄与度の大きい銘柄にSQ関連の注文が入りやすいため、69,000円到達だけで相場の強さを決めず、9時台後半の値動き、TOPIX、値上がり銘柄数まで確認したい朝です。

米PPIの前月比横ばいと米長期金利の低下は、半導体やグロース株の支えになり得ます。ただ、PPIは前年比4.7%と高く、ドル円も159円台です。金利低下だけを先取りするより、円安の輸入コストや高値圏での利益確定売りも含めて見ます。

注目ニュース

1. 日経225先物は69,140円、現物終値を831.41円上回る

13日の日経平均は68,308.59円、TOPIXは4,176.04で終了しました。大阪夜間の日経225先物は69,140円、前日比880円高。TOPIX先物は4,209で取引を終えました。

投資家が見る点: きょうは8月限の日経225mini・マイクロ先物などのSQ算出日です。SQ値と寄り付き後の現物指数が離れる可能性もあるため、69,000円台を維持できるか、市場全体へ買いが広がるかを確認します。

2. 米7月PPIは前月比0.0%、前年比4.7%

米労働統計局によると、7月PPIは前月比横ばいでした。財価格が0.7%下落する一方、サービス価格は0.2%上昇。食品・エネルギー・貿易サービスを除く指数は前月比0.4%上昇しました。

投資家が見る点: 総合指数の落ち着きは米金利への安心材料ですが、前年比の伸びは4.7%です。インフレ懸念が消えたとは言い切れず、米金利とドル円が低下基調を保つかを見ます。

3. S&P500は最高値、メモリー株も上昇

13日の米国市場はS&P500が7,798.99で0.65%高、NASDAQ総合が26,803.03で0.81%高、NYダウが53,839.99で0.13%高でした。Micronは4.2%上昇し、メモリー株が相対的に強い展開でした。

投資家が見る点: キオクシアHD(285A)を起点に、アドバンテスト(6857)や東京エレクトロン(8035)まで買いが広がるかが焦点です。高寄りする場合は、出来高を伴って値を保てるかを優先します。

4. 原油は反落、Brent87.07ドル・WTI81.25ドル

13日の原油先物はBrentが87.07ドル、WTIが81.25ドルとなり、ともに2%超下落しました。中東情勢の不透明感は残るものの、原油在庫の増加や需要見通しが価格の重荷となりました。

投資家が見る点: 資源株には上値を抑える材料となる一方、空運、電力、化学など燃料費負担の大きい業種にはコスト面の安心材料です。原油の反落が一日で終わるか、業種間の資金移動につながるかを見ます。

5. トレンドマイクロは増収・営業減益、通期営業利益予想を444億円に

トレンドマイクロ(4704)の2026年12月期中間決算は、売上高1,485.96億円で前年同期比11.0%増、営業利益217.92億円で23.5%減でした。通期営業利益予想は444億円です。

投資家が見る点: 売上の伸びより、クラウド関連投資を含むコスト増と利益率の低下が焦点です。通期計画に対する営業利益の進捗率は単純計算で49.1%ですが、下期の費用配分も確認が要ります。

6. トライアルHDは営業増益、純利益は70.0%減

トライアルHD(141A)の2026年6月期は、売上高1兆3,471.09億円、営業利益303.71億円でした。前年同期比では売上高67.6%増、営業利益43.9%増。一方、親会社株主帰属利益は35.22億円で70.0%減でした。

投資家が見る点: 西友の連結で売上規模が大きく変わっているため、増収率だけでは評価しにくい決算です。次期営業利益予想390億円に対し、既存店、統合効果、営業利益率がどう動くかを見ます。

7. 自己株式取得と株主優待、個別材料が相次ぐ

13日は、JSH(150A)が上限100万株・5億円、アイスタイル(3660)が上限750万株・28億円、freee(4478)が上限240万株・50億円の自己株式取得枠を公表しました。三越伊勢丹HD(3099)は株式分割後の優待対象を拡大し、ネットスターズ(5590)はデジタルギフト優待を新設しました。

投資家が見る点: 取得枠は実際の取得株数と同じではありません。発行済株式に対する上限比率、取得期間、出来高を確認します。優待は必要株数、基準日、継続保有条件を分けて見る必要があります。

8. オリバー(619A)、9月16日に東証スタンダードへ再上場予定

東証は13日、家具・空間デザイン・内装施工を手掛けるオリバー(619A)の新規上場を承認しました。上場予定日は9月16日。公募はなく、売出し69,320,100株とオーバーアロットメント上限10,398,000株で構成されます。

投資家が見る点: 売出価格が未定のため、現時点では吸収金額や価格評価を決められません。8月31日の仮条件、9月8日の売出価格、売出し後の株主構成が次の確認点です。

確認しておきたい日程

日付予定
2026年8月14日8月限の日経225mini・マイクロ先物などのSQ算出
2026年8月14日アシックス、荏原、SOMPO HD、MS&AD、電通グループなどが決算発表予定
2026年8月18日 21:30米7月輸出入物価指数を発表予定
2026年8月31日オリバー(619A)のIPO仮条件決定予定
2026年9月8日オリバー(619A)の売出価格決定予定
2026年9月16日オリバー(619A)が東証スタンダードへ上場予定

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出典

※本記事は公表済み情報と確認時点の市場データを整理したもので、特定の銘柄や金融商品の売買を勧めるものではありません。市場価格や予定は変更される場合があります。