半導体株予測 2026年9月2日 注目5件 ブロードコム決算、TSMC売上、NVIDIA需要、金利高、国内半導体株の確認点 SEMICONDUCTOR MARKET VIEW 半導体株予測 9月2日 ブロードコム決算を軸に、AI需要と金利高を切り分ける 日経225先物 6:00 64,880円 夜間取引終値 米10年債 9/1 4.79% 日次パーレート TSMC 7月 +44.7% 売上高・前年比 9/2 米国引け後 Broadcom Q3決算・業績見通し AI需要 / HBM・メモリー / 製造装置 / 金利・先物 The next move depends on demand quality, not the theme alone. kabutrack.com

今日の見方

9月2日朝の見立ては、半導体株に売りが出やすいものの、需要の基礎まで崩れたと判断する段階ではない、というものです。9月1日の東京市場は日経平均が6万6215円34銭、TOPIXが4181.86と方向が分かれました。9月2日6時の大阪取引所夜間終値は日経225先物が6万4880円、TOPIX先物が4120ポイントです。

寄り付きでは、アドバンテスト(6857)、東京エレクトロン(8035)、ディスコ(6146)、レーザーテック(6920)、キオクシアHD(285A)の下げ幅だけでなく、前場に売りが続くかを見ます。米金利上昇で高PER銘柄が売られる局面と、AI設備投資への見方が変わる局面は同じではありません。

注目ニュース

1. 先物安・米金利高で、まずは半導体の需給を測る

9月1日の米国市場ではS&P500が7631.47と前日比0.71%下落。米10年国債の日次パーレートは4.79%、Brent原油の清算値は94.65ドルでした。日本時間9月2日朝の日経225先物も、前日の現物終値を下回っています。

投資家が見る点: 寄り付きの下落率より、アドバンテストや東京エレクトロンなど値がさ株から売りが広がるか、TOPIXが相対的に耐えるかを切り分けます。先物安だけで日中の終値やセクターの方向を決めることはできません。

2. Broadcomが9月2日米国市場引け後に2026年度第3四半期決算

Broadcomは9月2日、米国市場引け後に2026年度第3四半期の決算と業績見通しを公表する予定です。投資家向けカンファレンスコールは米東部時間17時で、日本時間では9月3日早朝に当たります。

投資家が見る点: 決算の数字だけでなく、カスタムAI半導体、ネットワーク、光接続などの受注・売上見通しに注目します。ここが強ければAI投資の裾野を支える材料になりますが、すでに期待が高い銘柄だけに、見通しの上積みが乏しい場合は利益確定売りも出やすい場面です。

3. TSMCの7月売上は前年同月比44.7%増、実需はまだ強い

台湾積体電路製造(TSMC)が公表した2026年7月の連結売上高は4675億8000万台湾ドルで、前年同月比44.7%増でした。2026年1~7月累計も前年同期比37.0%増です。8月以降の数字は9月2日朝の時点で未公表です。

投資家が見る点: 受託製造の売上増は、先端ロジックやAI関連の生産需要を示す材料です。ただし日本の装置・材料株に同じ伸びがそのまま出るわけではありません。台湾・韓国向け受注、検収時期、粗利率に落ちるまで時間差があります。

4. NVIDIAはデータセンター売上890億ドル、次四半期予想は1080億ドル

NVIDIAの2027年度第2四半期はデータセンター売上が890億ドルで、前年同期比117%増でした。第3四半期の売上高は1080億ドル、データセンター計算売上は中国分を見込まない前提です。いずれも同社が8月26日に公表した会社見通しです。

投資家が見る点: AI需要そのものは強い一方、株価が次に問うのは「成長が続くか」より「高い期待をさらに上回れるか」です。NVIDIAの数字が強くても、金利高とバリュエーション調整が重なれば、日本の半導体株は短期的に別の値動きをします。

5. 日本株は決算の強さと株価の織り込みを分ける

東京エレクトロン(8035)は2027年3月期第1四半期に売上高7323億8800万円、営業利益2114億700万円を計上し、上期営業利益予想を4580億円へ引き上げました。アドバンテスト(6857)も第1四半期の売上高が前年同期比39.3%増、営業利益が53.3%増でした。キオクシアHD(285A)はデータセンター向けSSD需要と平均販売単価の上昇が寄与した一方、メモリー価格への依存が残ります。

投資家が見る点: 数字は強い。ただ、今日の値動きは決算の良し悪しだけでなく、米金利とBroadcom決算を前にした持ち高調整にも左右されます。装置株は受注・通期計画、テスター株はAI向け投資の継続、メモリー株は単価と出荷量をそれぞれ追います。

確認しておきたい日程

日時確認事項
2026年9月2日 東京市場半導体値がさ株の寄り付き後の戻り、TOPIXとの相対強弱
2026年9月2日 米国市場引け後Broadcom・2026年度第3四半期決算と業績見通し
2026年9月3日早朝(日本時間)Broadcom決算の日本株への初期反応
2026年9月30日Micron Technology・2026年度第4四半期決算予定。メモリー市況の次の確認点

関連ページ

出典

※本記事は2026年9月2日朝の公開情報をもとにした市場整理です。特定銘柄の売買や利益を推奨するものではなく、半導体株は金利、為替、海外市場、設備投資、需給で大きく変動します。