日本株夕刊 2026年9月3日 注目6件 TOPIX反発と日経平均4日続落、半導体株の銘柄選別、30年債入札を整理した日本株夕刊 日本株夕刊 2026.09.03 注目6件 TOPIX反発、日経平均は4日続落 半導体は銘柄選別 / 30年債入札 / 引け後開示 日経平均 終値 64,214.48 −111.16円 / −0.17% TOPIX 終値 4,102.04 +20.44pt / +0.50% 30年債入札 平均利回り 4.079% 財務省・9月3日公表 市場内部は反発 / 日経平均は値がさ株が重し kabutrack.com

今日の見方

朝刊で見た夜間先物高と、昼刊の前引け反発は、引けまで同じ形では続きませんでした。日経平均は前引けの64,455.83円から終値で241.35円下げた一方、TOPIXは4,124.08ポイントから4,102.04ポイントへ下げ幅を抑えました。日経平均の弱さだけで市場全体を全面安と読む場面ではありません。

前日の全面安後に買い戻された銘柄は半導体の主力株でもそろわず、業種別では卸売業などにも上昇が広がりました。明日は日経平均の反発幅より、TOPIXの戻りが続くか、グロース250の弱さが金利・需給の問題として残るかを先に見ます。

注目ニュース

1. 日経平均は111円安、TOPIXは20ポイント高で反発

9月3日15時30分(日本時間)の日経平均は64,214.48円で、前日比111.16円安でした。始値・高値は64,724.81円、安値は63,772.80円。TOPIXは4,102.04ポイントで20.44ポイント高となり、日経平均は4日続落、TOPIXは反発です。

投資家が見る点: 前日の大幅安後に日経平均が戻りきれなかった一方、TOPIXは上昇しました。指数の算出方法が異なるため、明日の相場では日経平均の水準だけでなく、時価総額の大きい銘柄を含む市場全体の広がりを合わせて確認します。

2. 東証プライムは約半数が上昇、売買代金は約7.6兆円

9月3日の東証プライムは、値上がり銘柄が約51%、値下がり銘柄が約44%でした。売買高は概算21億8,832万株、売買代金は約7兆5,770億円。業種別では33業種中20業種が上昇し、卸売業、電気・ガス業、海運業が上位となる一方、鉱業、非鉄金属、食料品は下落しました。

株価材料として見る点: 前日の9割超安から値上がり銘柄の比率は改善しましたが、売買代金は前日の約8兆円から縮小しました。反発の広がりは確認できても、戻りを積極的な資金流入と断定せず、次の上昇局面で売買が増えるかを見ます。

3. ファーストリテイリングとアドバンテストが重し、半導体は明暗

日経平均ではファーストリテイリング(9983)やアドバンテスト(6857)、イビデン(4062)などが下落側に回りました。一方、ソフトバンクグループ(9984)、東京エレクトロン(8035)、レーザーテック(6920)などは上昇。半導体関連でも、前日の下落後に買い戻される銘柄と売りが残る銘柄に分かれました。

投資家が見る点: Broadcomの強いAI半導体見通しがあっても、日本株の反応は一括ではありません。装置、テスター、パッケージ、メモリーで受注や利益率の確認点が違うため、テーマ材料と個別の株価位置を分けて読みます。

4. 30年債入札、平均落札利回り4.079%

財務省が9月3日12時35分に公表した30年利付国債(第91回)の入札結果では、応募額が1兆7,281億円、募入決定額が4,562億円、最低落札価格が98円65銭(最高利回り4.100%)、平均落札価格が98円93銭(平均利回り4.079%)でした。15時15分公表の第Ⅱ非価格競争入札の募入決定額は545億円です。

投資家が見る点: 結果は確認できましたが、入札数値だけで株式市場の反応を説明することはできません。9月4日は銀行・保険株とグロース株の相対的な値動き、超長期金利の変化を同じ時間軸で追います。

5. エーザイ(4523)、レケンビ皮下注射製剤の中国承認を開示

エーザイ(4523)は9月3日、レケンビの皮下注射製剤について、中国国家薬品監督管理局(NMPA)から早期アルツハイマー病の初期療法として承認を取得したと発表しました。会社は2026年度中の発売を予定し、2027年3月期の業績予想への影響は軽微として予想値を変更していません。

投資家が見る点: 承認は治療の選択肢を増やす材料ですが、短期の業績予想は据え置きです。発売時期、中国での採用施設・患者数、レケンビ関連売上への反映を、承認取得と分けて確認します。

6. i-plug(4177)、OfferBox早期定額型の8月受注高は15.5%増

i-plug(4177)は9月3日、新卒向け就活サービス「OfferBox」の8月主要KPI速報を開示しました。早期定額型の受注高は前年同月比15.5%増の3億94百万円、4月からの累計は24.5%増。一方、成功報酬型は単月で9.3%減でした。

投資家が見る点: 受注構成が変わると、契約額が売上高や利益になる時期も変わります。早期定額型の伸びだけで業績を判断せず、次回決算で売上計上、営業利益、営業キャッシュフローへの反映を確認します。

確認しておきたい日程

日時(日本時間)確認事項
2026年9月4日 10:20財務省・国庫短期証券(3か月、第1404回)の入札発行
2026年9月4日 12:30同国庫短期証券の入札結果
2026年9月4日 16:00個人向け国債の応募額(2026年8月)
2026年9月8日 10:30財務省・5年利付国債の入札発行。週明け以降の金利材料
2026年9月7日〜11日決算予定は126銘柄。発表前に各社IRの最新日程を確認

関連ページ

出典

※本記事は2026年9月3日の現物市場と同日公表の公式情報を整理したものです。特定銘柄の売買や利益を推奨するものではなく、株価は業績、金利、為替、海外市場、需給などで変動します。