日本株朝刊 2026年9月3日 注目6件 半導体株、30年国債入札、為替、決算、IPOを確認する朝刊サマリー 日本株朝刊 2026年9月3日 注目6件 半導体株の値持ち / 30年国債入札 / 為替の反応 日経平均 9/2 64,325.64 終値 / -2.85% 先物 9/3 6:00 64,480円 夜間終値 / 現物比+154円 Broadcom Q4 $34.8bn 売上高見通し 国内予定 10:30 30年債入札 発行予定額 6,000億円程度 半導体 / 長期金利 / 為替 / 決算・IPO Market view for the Japanese session kabutrack.com

今日の見方

まず、前日の全面安が寄り付きだけの需給調整で終わるかを見ます。先物は現物終値を上回っていますが、夜間終値は寄り付きや日中の終値を保証しません。日経平均の戻り幅だけでなく、TOPIXと騰落銘柄数が同時に改善するかを追います。

次に、Broadcomの強い業績見通しが日本の半導体株へどう伝わるかを分けます。AI半導体の需要が強くても、金利や為替が動けば、アドバンテスト(6857)や東京エレクトロン(8035)の値動きは業績材料だけでは決まりません。30年債入札後は銀行やグロース株への資金配分も追います。

注目ニュース

1. 日経平均は1,889.70円安、下落銘柄が210に達する

9月2日の日経平均は64,325.64円で、前日比1,889.70円安でした。始値・高値は65,195.43円、安値は64,215.47円。日経平均の騰落銘柄数は上昇14、下落210、変わらず1でした。

投資家が見る点: 3日6時の先物は64,480円で、2日現物終値を154.36円上回りました。反発の成否は先物の水準より、寄り付き後に下落銘柄が減り、TOPIXにも買いが戻るかで判定します。

2. BroadcomはAI半導体の強い伸びと、Q4売上348億ドルを示す

Broadcomは9月2日、2026年度第3四半期の売上高が295.91億ドル、前年同期比86%増だったと開示しました。AI半導体売上高は167億ドルで同221%増。第4四半期の売上高は348億ドル、AI半導体売上高は217億ドルを見込んでいます。

投資家が見る点: AI向けの実需は強い内容ですが、ここからは増収率より、カスタムAI半導体やネットワーク需要が日本の装置・部品企業の受注と利益率に届くまでの時間差を見ます。高い期待をさらに上回れるかが、半導体株の値持ちを分けます。

3. 30年利付国債を10時30分に入札、結果は12時35分

財務省は9月3日に30年利付国債を入札します。発行予定額は額面6,000億円程度で、入札結果は12時35分、第Ⅱ非価格競争入札の結果は15時15分に公表される予定です。

投資家が見る点: 入札の強弱は超長期金利を通じて、銀行、保険、REIT、高PER株の相対関係に影響し得ます。結果が出る前に金利の方向を決めつけず、入札後の長期金利と株式の反応を同じ時間軸で追います。

4. 為替は9月1日17時のドル円159.98~160.00円が公表値

日本銀行が公表した9月1日の外国為替市況では、ドル円は9時時点で159.76~159.77円、17時時点で159.98~160.00円でした。3日朝のライブ値は観測時点の違いが大きいため、この記事では別の現在値として扱いません。

投資家が見る点: 円相場が前日の東京時間から円高方向へ動く場合、自動車など輸出株には利益換算の逆風になり得ます。実際の寄り付きでは、為替だけでなく米金利と半導体株の強弱を重ねて見ます。

5. 内田洋行(8057)は増収増益、次期は減収減益予想

内田洋行(8057)が9月2日に開示した2026年7月期決算は、売上高4,257.29億円(前期比26.3%増)、営業利益156.31億円(同28.4%増)、純利益124.86億円(同27.1%増)でした。2027年7月期は売上高4,000億円、営業利益150億円を会社予想としています。

投資家が見る点: 前期実績の強さだけでなく、GIGAスクール更新などの反動を織り込んだ次期計画が焦点です。売上高の伸びが鈍る局面で、営業利益率と営業キャッシュフローを維持できるかを確認します。

6. 不二電機工業の中間決算、3社のIPOブックビルディングが予定

9月3日は不二電機工業(6654)の2027年1月期中間決算の発表予定日です。東証スタンダードへの上場を予定するテクノクラフト(622A)、ベルテックス(623A)、akippa(627A)は、いずれも9月18日の上場予定で、同日からブックビルディング(BB)が始まる予定です。JPXの仮条件は順に630~650円、530~550円、540~570円です。

投資家が見る点: 不二電機工業は前回開示で営業利益が前年同期を下回っており、中間期で利益率が戻るかが個別の確認点です。IPOは仮条件だけで判断せず、公募・売出株数、公開価格、上場日の需給を分けて見ます。

確認しておきたい日程

日時(日本時間)確認事項
2026年9月3日 8:50対外・対内証券売買契約等の状況(週次)
2026年9月3日 10:30財務省・30年利付国債の入札。発行予定額は6,000億円程度
2026年9月3日 12:3530年利付国債の入札結果
2026年9月3日 15:1530年利付国債の第Ⅱ非価格競争入札結果
2026年9月3日不二電機工業(6654)中間決算予定、622A・623A・627AのBB開始予定

関連ページ

出典

※本記事は2026年9月3日朝の公開情報をもとにした市場整理です。特定銘柄の売買や利益を推奨するものではなく、株価は業績、金利、為替、海外市場、需給で変動します。