フィラデルフィア連銀製造業景況指数は2026年9月に37.8

今日の見方

現況指数は前月から低下したが、回答企業は活動増が45%、横ばいが45%、減少が8%で、拡大基調は維持された。新規受注は30.1から29.2へ小幅低下、出荷は27.7で横ばい。雇用は27.9から11.8へ大きく低下したもののプラス圏で、平均労働時間も18.0と増加を示した。

市場の見立てとしては、活動指数の水準を保ちながら雇用が鈍化し、価格圧力が強まった点が重要になる。米金利上昇ならドル円と銀行株には支援となる可能性がある一方、高PER株には重しとなり得る。機械・半導体など外需株では、受注の水準と企業別の米国売上比率を確認し、地域調査を全米景気へ単純に広げないことも必要だ。

注目ニュース

1. 現況指数は37.8、拡大圏を維持

現況指数は37.8と、8月の47.4から9.6ポイント低下した。新規受注は29.2、出荷は27.7で、主要な活動指数はいずれもプラス。調査回答は9月7~15日に集められた。

投資家が見る点: 前月比の減速だけでなく絶対水準の高さを確認し、米景気敏感株や日本の外需株の受注期待と照合する。

2. 雇用は鈍化、価格指数は上昇

雇用指数は27.9から11.8へ16.1ポイント低下した。一方、仕入価格は40.9から48.6へ上昇し、販売価格も17.7から31.3へ上昇。企業が回答した価格上昇の広がりは前月より強まった。

投資家が見る点: 雇用鈍化が需要減速の兆候か、価格指数の上昇が米金融政策見通しと企業利益率にどう影響するかを分けて見る。

3. 6カ月先指数も低下したがプラス

6カ月先の一般景況指数は73.6から52.9へ低下したものの、成長期待を示すプラス圏を維持した。将来の新規受注は62.3、出荷は61.1だった。

株価材料として見る点: 強い将来期待が設備投資関連に波及する可能性はあるが、地域調査であり、ISMや全米鉱工業生産などとの確認が必要になる。

関連ページ

出典