今日の見方
前場は日経平均が上昇したものの、TOPIXは下落し、東証プライムでは値下がり銘柄が値上がり銘柄を大きく上回りました。指数寄与度の高いAI・半導体関連に買いが入る一方、相場全体への波及は前引け時点で確認しにくい展開です。
日銀の利上げは11時54分に公表済みです。午後は政策変更そのものより、15時30分の植田総裁会見で示される物価・景気認識と、会見中の円・銀行株・高PER株の値動きを分けて見ます。
前引けの市場データ
9月18日前引け(11時30分、東京時間)の主要指数は、日経平均が64,662.11円(+525.86円、+0.82%)、TOPIXが4,076.38(-17.81、-0.44%)、東証グロース市場250指数が803.89(+14.54、+1.84%)でした。
東証プライム市場は、値上がり387銘柄、値下がり1,115銘柄、変わらず51銘柄。前場の立会内売買高は8億4,713万株、売買代金は3兆6,187億9,400万円でした。日経平均の上昇幅だけを見ると強く見えますが、TOPIXと騰落数は異なる方向です。
注目ニュース
1. 日銀が政策金利を1.25%程度へ引き上げ
日本銀行は9月18日11時54分、無担保コールレートを1.25%程度で推移するよう促す方針を公表しました。決定は賛成7、反対2で、新しい方針は翌営業日の9月24日から適用されます。
投資家が見る点: 午後は利上げの有無ではなく、追加利上げのタイミングやペースに関する説明が焦点です。銀行株の反応だけでなく、円相場と高PERの半導体・グロース株を同じ時刻で確認します。
2. 8月全国CPIは総合1.9%上昇
総務省統計局が9月18日に公表した8月全国CPIは、総合が前年同月比1.9%上昇、生鮮食品を除く総合が1.7%上昇、生鮮食品・エネルギーを除く総合が1.9%上昇でした。
投資家が見る点: 物価指標は日銀の政策判断を読む材料ですが、午後の市場反応はCPI単独で決めつけず、会見の物価見通しと円・金利の動きを合わせて確認します。
3. 半導体株が指数を支える一方、値下がり銘柄は優勢
前日の米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は3.12%上昇しており、18日前場も半導体・電気機器などが物色されました。ただし、前引けのプライム市場は値下がり1,115銘柄で、全面高とはいえません。
投資家が見る点: 午後に日経平均の上昇が半導体以外へ広がるか、TOPIXが下げ幅を縮められるかを確認します。指数と保有銘柄の値動きが一致しない可能性があるため、騰落銘柄数も併せて見ます。
4. 9月18日上場の4社は公開価格を確認済み
東証スタンダードではテクノクラフト(622A)、ベルテックス(623A)、akippa(627A)、名証ネクストではかがやきホールディングス(624A)が上場しました。公開価格は順に650円、550円、570円、720円です。初値・始値・初日終値は、前引け記事の確認時点では公式日報との照合が完了していません。
投資家が見る点: 同日上場が重なるため、公開価格からの初値乖離だけでなく、売買代金と初値後の需給を個別に確認します。応研(620A)はTOKYO PRO Marketで、4社とは市場区分が異なります。
5. 午後は総裁会見と為替・金融株の反応
植田和男総裁の記者会見は9月18日15時30分から予定されています。日銀の新方針は9月24日から適用されるため、午後の値動きは会見内容と連休中の海外市場を見据えたポジション調整が重なる可能性があります。
投資家が見る点: ドル円の水準だけで輸出株や銀行株の方向を決めず、TOPIX、銀行・保険、高PER株の相対的な動きを時刻付きで比較します。会見前後の急変を、前引けの指数値と混同しないことが重要です。
後場の確認ポイント
- 日銀会見の内容:物価・景気認識、追加利上げの条件、為替への言及。
- 市場の広がり:TOPIXが4,076.38から戻すか、値下がり1,115銘柄が減るか。
- IPOと半導体の資金配分:622A・623A・624A・627Aの初値確認と、半導体株以外への資金波及。
関連ページ
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