日銀政策金利1.25% 2026年9月22日

今日の見方

今回の政策変更で、銀行株だけを機械的に買う、あるいは不動産・REITを一括して売るという読み方は粗すぎます。銀行は貸出金利や預金金利の動き、保有債券の評価、信用コストが収益を左右します。不動産会社とREITは、借入期間、固定・変動の比率、物件稼働率、分配金の安定性で差が出ます。

9月24日は決定から適用への切り替わりに加え、3日間の海外市場と為替を日本株がまとめて織り込みます。利上げの新鮮さが残っているのか、銀行株の上昇がすでに一巡しているのか。ここは長期金利とセクター間の資金移動で確認します。

注目ニュース

1. 日銀は無担保コールレートを1.25%程度へ

日本銀行は9月18日、無担保コールレートを1.25%程度で推移させる方針を決めました。採決は賛成7、反対2で、新方針は9月24日から適用されます。

投資家が見る点: 9月24日の反応では、政策金利の水準だけでなく、日銀が景気・物価をどう見ているかと、次の変更をどの程度織り込むかが焦点です。円相場や国債利回りが同時に動けば、株式のセクター選別も変わります。

2. 銀行株は利ざや期待だけでなく、預金と信用コストを確認

金利上昇局面では、貸出金利の上昇が銀行の利ざや改善につながる期待が出やすくなります。一方で、預金金利や調達コストも上がり、貸出需要が弱ければ収益効果は限定されます。債券ポートフォリオの評価や信用コストも別の確認項目です。

投資家が見る点: 銀行株の評価は「利上げだから追い風」で止めず、利ざやの拡大が業績計画と株主還元へどう反映されるかを見ます。すでに買われた銘柄では、追加の金利材料よりROEや資本政策が問われる局面です。

3. 不動産・REITは調達条件と利回り差が焦点

不動産会社とREITでは、金利上昇が借入コストや投資家が求める利回りに影響します。もっとも、固定金利の比率、借入の満期、物件の賃料改定、稼働率によって影響の表れ方は異なります。

投資家が見る点: 価格下落の有無だけでなく、分配金の維持、LTV、借換え条件、賃料収入の伸びを確認します。長期金利が上昇しても賃料や物件価値の改善が上回るケースはあり、業種名だけで一括判断しにくいテーマです。

確認しておきたい日程

  • 9月24日(木): 新しい金融市場調節方針の適用開始。現物株も再開し、銀行、不動産、REITの反応を確認。
  • 9月24日(木): 日銀の公表予定では、8月のFSBレポ統計を8時50分、9月18日分の植田総裁記者会見を時間未定で公表予定。
  • 10月29〜30日(木・金): 次回の日銀金融政策決定会合の予定。

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出典

※本記事は2026年9月22日12時25分(日本時間)時点で確認した公開情報を、確認済みの事実と市場の見方を分けて整理したものです。特定銘柄の売買を推奨するものではありません。株式、REIT、債券等への投資は、価格変動、金利、信用、流動性などの影響により投資元本を割り込む可能性があります。