今日の見方
需要増4.4万トンの大半は糖化製品向けの3.8万トン増で、その他向けは0.5万トン増、化工でん粉向けは横ばいとされた。供給面では国内産いもでん粉14.8万トン、コーンスターチ205.3万トン、糖化・化工でん粉用の輸入でん粉14.7万トンなどを見込む。
需要の伸びは食品・飲料の生産を支える材料だが、メーカーの利益が増えるとは限らない。とうもろこし価格、円相場、物流費と販売価格の差が収益を左右する。関連企業では数量増と採算改善を分けて追いたい。
注目ニュース
1. 総需要は237.4万トン
2026でん粉年度の需要は前年度見込み233.0万トンから4.4万トン増え、237.4万トンとなる見通しだ。伸び率は1.9%とされた。
投資家が見る点: 飲料・菓子の最終需要と各社の販売数量に、見通しの伸びが表れるかを確かめたい。
2. 糖化製品向けが増加を主導
異性化糖や水あめなどの原料となる糖化製品向けは164.2万トンで、前年度比2.4%増を見込む。総需要増への寄与が最も大きい。
投資家が見る点: 数量増が利益増につながるかは、とうもろこし価格、為替、エネルギー費の転嫁状況に左右される。
3. 供給はコーンスターチ中心
供給見通しではコーンスターチが205.3万トンと大半を占め、国内産いもでん粉は14.8万トン。輸入原料への依存が大きく、海外相場と円相場の影響を受けやすい。
株価材料として見る点: 原料安や円高はコストを下げる方向に働くが、在庫評価や値上げの時期で効果は会社ごとに違う。