2026年9月30日 日本株夕刊 注目5件

今日の見方

昼刊時点の日経平均は66,265.92円でした。後場も上げ幅を広げ、終値は66,753.72円。前日の権利落ちを挟んだ下げから反発し、指数だけでなく東証33業種にも上昇が広がりました。きょうの強さが明日の寄り付き後も続くかは、海外の物価指標と半導体大手の決算を受けた動きが手がかりになります。

1. 日経平均は1,272円高、33業種すべて上昇

日経平均は66,128.59円で始まり、66,014.48円から66,946.14円の範囲で推移し、66,753.72円で取引を終えました。前日比は1,272.45円高(1.94%)。TOPIXは4,108.65、前日比67.52ポイント高(1.67%)でした。

東証プライムの33業種はすべて上昇。売買代金は9兆1,212億円でした。前場の戻りから後場も崩れず、広い銘柄に買いが入った一日です。日経平均の値上がりだけで相場全体を判断せず、業種の広がりも合わせて見ます。

2. 主力株の反発と決算材料

ソフトバンクグループ(9984)、東京エレクトロン(8035)、アドバンテスト(6857)、フジクラ(5803)などが上昇し、日経平均を押し上げました。銀行株にも買いが入りましたが、電子部品では下げた銘柄もあり、半導体・AI関連が一様に上がったわけではありません。

決算・業績修正では、内容の違いが出ました。

  • アンドエスティHD(2685):上期経常利益は110.66億円(前年同期比42.0%増)。通期予想は据え置き。営業増益の一方、純利益は前年同期をわずかに下回りました。決算ノート
  • 岡谷鋼機(7485):通期経常利益予想を455億円へ上方修正し、年間配当予想も90円へ引き上げました。決算ノート
  • NISSHA(7915):通期最終損益予想を32億円の黒字から62億円の赤字へ修正。USM関連の減損と売却後の追加負担、デバイス事業の採算が次の確認材料です。決算ノート
  • スルガ銀行(8358):上期・通期利益予想を上方修正し、年間配当予想を80円へ引き上げました。
  • ポーターズ(5126):通期最終損益予想を黒字から赤字へ下方修正。ソフトウェアのリリース延期と求人メディア事業の状況が焦点です。

数字の背景や下期の前提は各社開示で異なります。増益・上方修正という見出しだけで並べず、通期計画、利益の中身、配当の変更を分けて確認します。

3. 国債入札と日銀の買入れ予定

財務省が9月30日に実施した2年利付国債(第489回)の入札は、平均落札利回り1.964%、最高落札利回り1.971%でした。日本銀行が同日17時に公表した10〜12月の長期国債買入れ四半期予定では、月間オファー総額は2.3兆円です。これは6月に決めた段階的な減額計画に沿った水準で、月ごとのオファー日程と残存期間別金額も公表されました。

財務省の国債金利情報では10年債利回りが3.051%でした。金利の動きは銀行株だけでなく、債券価格に敏感な銘柄にも関わります。翌日は国内金利がこの水準から大きく動くかを見ます。

4. ETF上場と自己株式取得

9月30日はETF「NEXT FUNDS Solactiveグローバル・メモリ指数連動型上場投信」(639A)が東証に上場しました。事業会社のIPOではありません。10月1日はASNOVA Companies(640A)、NOK Group(641A)、キューデンホールディングス(642A)が組織再編に伴って上場する予定です。

神戸物産(3038)はToSTNeT-3で6,784,700株、約201.44億円の自己株式を取得しました。公表済みの取得枠は最大1,600万株・400億円です。今回の立会外取得分と、今後の通常市場での買付けは需給への影響を分けて考えます。

5. 10月1日の確認点

  1. 米PCE物価指数:米国時間9月30日8時30分(日本時間21時30分)に8月分を公表予定です。結果を受けた米金利とドル円の反応を確認します。
  2. マイクロン決算:米国時間9月30日の発表予定で、日本時間では10月1日早朝です。メモリー市況やAI向け需要の説明が、国内半導体株の材料になるかを見ます。
  3. 日経平均の高値圏維持:きょうの高値は66,946.14円でした。翌営業日にこの水準を試すか、33業種の上昇が続くかが観察点です。

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出典

※2026年9月30日18時時点で確認した情報を整理しています。市場価格や開示内容はその後変わる場合があります。