2026年9月のコール市場残高

今日の見方

無担保コールの月中平残は5,306億円増えました。1日物が3兆7,114億円から4兆4,666億円に伸びる一方、期日物は6兆4,390億円から6兆2,144億円に減少。月末残高でも1日物の増加と期日物の減少が同時に起きています。短期化は見て取れますが、単月の動きだけで定着した傾向とは言えません。

残高の増加は銀行間の資金需給を測る一材料です。金利上昇や銀行株高を直接示す数字ではありません。翌日物レート、日銀当座預金、資金供給オペを合わせて見て、調達コストと運用利回りのどちらに効くかを考えます。

注目ニュース

1. 無担保平残は10兆円台後半へ

無担保コールの月中平残は10兆6,810億円で、前月比5.2%増加しました。月末残高は10兆363億円と、2か月連続で10兆円前後の水準です。

取引量が増えた理由は、資金需要なのか運用先の変化なのか。実勢金利と分けて見る必要があります。

2. 1日物へ取引がシフト

月中平残では1日物が7,552億円増え、期日物が2,246億円減りました。月末残高では1日物が4兆5,679億円、期日物が5兆4,684億円でした。

政策金利の見通しや月末要因も短期化に影響した可能性があります。来月以降も同じ構成が続くかが次の確認点です。

3. 有担保市場も平残が増加

有担保コールの出し手側月中平残は2兆4,117億円で、8月から1,173億円増加しました。月末残高は2兆1,994億円でした。

銀行や証券の短期運用環境を補う統計です。個別株の業績を動かす材料としては距離があります。

出典