今日の3行まとめ
- 日経平均は1,713.40円安の62,907.84円。朝方高値64,866.44円から1,958.60円下落し、安値引けとなりました。
- TOPIXは1.14%安、グロース250は1.75%安。日経平均の2.65%安が突出し、AI・半導体の値がさ株売りが指数を大きく押し下げました。
- 引け後のディスコ決算は上期営業利益47.9%増。4~12月期予想と中間配当186円を確認し、明日は決算への株価反応が焦点です。
① 本日の日本市場まとめ
日経平均は64,539.36円で始まり、9時12分に64,866.44円まで上昇しました。その後はAI・半導体関連株への売りで下げに転じ、後場に下落が加速。終値は前日比1,713.40円安の62,907.84円で、日中安値と同値でした。高値から終値までの下落幅は1,958.60円です。
TOPIXは3,997.50で終了し、4,000を下回りました。東証グロース市場250指数も753.27と13.42ポイント下落しました。大型値がさ株だけでなく、新興市場にもリスク回避が波及した一日です。
東証プライムの売買高は21億9,167万株、売買代金は7兆569億円。値上がり684銘柄、値下がり821銘柄、変わらず48銘柄で、全面安ではないものの値下がり優勢でした。
② 朝刊・昼刊から何が変わったか
同日朝刊は未作成です。昼刊では前引け63,917.43円、703.81円安で、後場の焦点を6万4,000円回復と前場安値63,882.77円の維持に置きました。
後場はその前場安値を下回り、日経平均の下げ幅は前引けから1,009.59円拡大しました。終値は6万3,000円も下回り、戻りを試す局面ではなく売りが大引けまで続く展開へ変化しました。
昼刊時点で157円95~96銭近辺だったドル円は18時前に157円05銭前後へ円高が進みました。先物も63,200円で日中取引を終え、現物と先物の両方で6万3,000円近辺が明日の重要水準になりました。
③ 業種・テーマ別の強弱と寄与銘柄
東証33業種では、鉱業、保険、サービス、空運など13業種が上昇しました。一方、非鉄金属、ガラス・土石、電気機器、機械など20業種が下落しました。資源・保険・一部内需に資金が残った一方、AIインフラや半導体周辺の売りが目立ちました。
日経平均への下落寄与はアドバンテストが約446円で最大。東京エレクトロンを合わせた2銘柄で約805円、ソフトバンクグループとイビデンを加えた4銘柄では約1,183円を押し下げました。
上昇寄与はリクルートホールディングス、トレンドマイクロ、ベイカレント、ソニーグループ、中外製薬などでした。ただし、上昇寄与の合計では半導体株の下落を吸収できませんでした。
④ 為替・金利・先物・海外時間への引き継ぎ
ドル円は18時前に157円05銭前後で、東京時間の始値158円07銭前後から約1円の円高でした。日中安値は156円82銭前後。株安と円高が同時進行し、輸出株の買い戻しを妨げました。
日本10年国債利回りは2.872%と前日比0.013ポイント低下しました。債券には買いが入った一方、株式市場では金利低下よりリスク回避が優先されました。
日経225先物12月限は日中終値63,200円、前日比1,580円安。日中安値は63,050円でした。海外時間は先物6万3,000円の維持、ドル円157円前後、米半導体株の反応を確認します。
⑤ 本日の決算:良い・悪い
良い決算:ディスコ(6146)
ディスコの2027年3月期上期は、売上高2,570億58百万円(前年同期比32.1%増)、営業利益1,166億39百万円(47.9%増)、経常利益1,144億37百万円(44.0%増)、親会社株主に帰属する中間純利益803億66百万円(43.7%増)でした。営業利益率は45.4%です。
生成AI向けの先端ロジック、HBMなど高性能半導体向け需要が高水準で、出荷額は2,845億84百万円(37.2%増)。高付加価値製品の増加と為替効果で利益率も上昇しました。
会社は4~12月期予想を売上高3,895億円、営業利益1,747億円、経常利益1,734億円、純利益1,219億円としました。10~12月期の想定為替レートは1ドル151円、4~12月期の出荷額予想は4,342億円です。
悪い決算
18時までに確認した主要開示では、明確に下方修正・減配を伴う大型決算は確認できませんでした。該当がないため、無理に悪材料を選定しません。
⑥ IPOの新しい動き
JPXの新規上場会社情報は10月22日に更新され、11月2日上場予定のMabGenesis(653A、東証グロース)の公開価格が830円に決まりました。仮条件は800~830円で、上限価格での決定です。
当日の新規上場・初値形成はありません。TOKYO PRO Marketは通常市場と区別し、本節の通常市場IPOには含めていません。
⑦ 株主還元・株主優待・自社株買い
ディスコは9月30日を基準日とする中間配当を1株186円としました。前年同期の129円から57円増です。期末配当は現時点で未定です。
18時までの主要TDnet開示では、新たに本文へ掲載すべき大型の自己株買い・株主優待変更は確認できませんでした。通常市場買付とToSTNeT-3を混同せず、確認できない案件は掲載していません。
⑧ 今日動いた注目銘柄
- アドバンテスト(6857):32,370円、6.01%安。日経平均を約446円押し下げました。
- 東京エレクトロン(8035):9,450円、6.99%安。アドバンテストと合わせて指数を約805円押し下げました。
- ソフトバンクグループ(9984):4,305円、6.86%安。後場も売りが続きました。
- イビデン(4062):8,598円、9.49%安。AI向けパッケージ基板関連への売りを象徴しました。
- キオクシアホールディングス(285A):12,595円、6.77%安。売買代金が大きく、メモリー株の弱さが続きました。
- リクルートホールディングス(6098):日経平均の上昇寄与首位となり、半導体株安の一部を相殺しました。
明日見るべき3ポイント
- 日経平均先物が6万3,000円を維持し、現物が安値62,907.84円を割り込まずに反発できるか
- ディスコ決算と中間配当186円に対する株価反応が、半導体関連全体の下げ止まりにつながるか
- ドル円157円前後、日本10年債利回り2.87%前後、米半導体株の組み合わせがリスク回避を和らげるか
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出典
- 日経平均プロフィル「日経平均株価」(2026年10月22日大引け)
- 日本取引所グループ「株式・債券市況」(2026年10月22日大引け)
- 日本取引所グループ「先物価格情報(日中)」(2026年10月22日日中終値)
- 日本相互証券「主要レート推移」(2026年10月22日)
- ディスコ「2027年3月期 第2四半期決算短信」(2026年10月22日)
- ディスコ「IR最新ニュース」(業績予想・剰余金配当、2026年10月22日)
- 日本取引所グループ「新規上場会社情報」(2026年10月22日更新)
- TDnet「2026年10月22日の開示情報一覧」(18時まで)