2026年11月5日 日本株朝刊 注目6件

今日の見方

見る順は、寄り付き後の半導体株、金利と円相場、午後の会社開示です。指数が上がっても、値がさ株数社だけの上昇なら買いの広がりまでは分かりません。前日安値を割る銘柄が増えるのか、装置・部材株にも戻りが出るのかを見ます。

決算では実績、通期予想、前提条件を分けます。市場の期待が高ければ増益でも売られることがあり、発表前の株価だけで未公表の業績を推測することはできません。本稿は寄り前の情報で、午後の結果を織り込んだ評価ではありません。

注目ニュース

1. 半導体は寄り付き後に値を保てるか

11月4日の日本株は日経平均と日経半導体株指数が下落して終了しました。米国の11月4日取引分もNasdaqのSOX表示はマイナスで、東京市場の半導体株にとって気掛かりな材料です。

投資家が見る点: アドバンテスト(6857)や東京エレクトロン(8035)が前日の安値を保ち、他の関連株にも買いが広がるか。米国指数の下落だけで国内各社の受注悪化を決め付けることはできません。株価の戻りと事業の回復を別に追う必要があります。

2. 米MKSは半導体向け売上が54%増

MKSが米国11月4日に公表した7〜9月決算は、半導体向け売上高が前年同期比54%増でした。計測機器や製造工程向け機器・部材の需要を見る材料です。説明会は日本時間11月5日22時30分の予定で、東京の取引後になります。

投資家が見る点: 国内の装置・部材企業では受注残と採算がどう変わるかを照合します。MKSとは顧客や製品が違うため、同じ成長率を当てはめられません。好決算でも、株価が既に期待した伸びを超えられるかという問題が残ります。

3. 日銀議事要旨と10年債入札

日銀は11月5日8時50分に9月17・18日会合の議事要旨を公表予定です。10月会合の議論ではありません。財務省は同日に10年利付国債の入札を予定し、発行予定額は額面2兆6,000億円程度です。

投資家が見る点: 過去の政策議論と本日の新しい判断を区別します。銀行は貸出収益だけでなく預金金利と保有債券の評価も影響します。入札結果は需要の強さを見て、借入負担のある不動産などへ反応が広がるかを追う材料です。

4. 三菱商事の自社株買いが開始予定

三菱商事(8058)は11月4日、上限1兆円・4億2,000万株の自社株買いを決めました。市場買付けの期間は11月5日〜2027年7月31日。取得分は2027年8月31日に全数消却する予定です。

投資家が見る点: 1兆円は取得枠で、本日買い付ける額ではありません。決算と併せ、継続的な稼ぎ、資産売却や再評価による利益、投資支出後の資金収支を分けます。還元の規模だけで利益の質や今後の株価は決まりません。

5. トヨタ・任天堂・ソニーが決算予定

トヨタ(7203)は14時に第2四半期決算説明会を予定しています。任天堂(7974)も同日に第2四半期決算を発表予定で、IRカレンダーに時刻の記載はありません。ソニーグループ(6758)の説明会は16時30分予定です。

投資家が見る点: トヨタは販売数量・関税・為替、任天堂はSwitch 2とソフト販売、ソニーは各事業の利益を見ます。資料公表と説明会の開始は別の時刻の場合があります。増収率だけで判断せず、費用と利益率、通期予想が必要とする下期の稼ぎも読む場面です。

6. LTV-Xは本日、estieは翌日上場予定

LTV-X(655A)は11月5日に名証ネクストへ上場予定で、公開価格は570円です。翌6日はestie(658A)が東証グロースへ上場予定、公開価格は1,100円です。

投資家が見る点: 市場や公開規模が異なるため、初値の公開価格比だけでは比較できません。初値後の出来高、売り買いの偏り、売上と費用のバランスを見ます。寄り前の本稿では、本日の初値やその後の騰落は評価に含めていません。

確認しておきたい日程

時刻は日本時間で、いずれも予定です。変更される場合があります。

11月5日の時刻イベント
8:50日銀議事要旨(9月会合分)
日中10年国債入札、LTV-X上場
14:00トヨタ決算説明会
時刻の記載なし任天堂決算発表
16:30ソニーグループ業績説明会
22:30米MKS決算説明会

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出典