今日の見方
朝の段階で見えていた売り材料が、場中に一気に指数へ出た形です。7月23日の米NASDAQは2.15%安、ドル円は一時163円99銭まで円安が進み、Brent原油は100ドル台。これだけ並ぶと、半導体の好決算だけで指数を支えるのはかなり苦しい。
まずは6万4000円台で下げが止まるかです。日経平均は値がさ半導体の影響が大きいため、TOPIXがどこまで崩れているかも分けて見ます。TOPIXの下げが浅いなら値がさ株主導の調整、TOPIXまで深く沈むならリスクオフが広がっているサインです。
もう一つは、売られている銘柄の種類です。半導体だけでなく、空運、食品、小売、電力、化学まで弱いなら、原油高と円安のコスト警戒が効いています。資源株や銀行が相対的に残るかどうかで、ただの投げ売りか、セクター選別かが見えてきます。
注目ポイント
1. 日経平均は一時2000円超安、6万4000円台へ
2026年7月24日の東京市場で、日経平均株価は一時2000円超下落し、6万4000円台まで下げました。前日終値66,422.60円から大きく水準を切り下げ、朝の大阪夜間先物65,430円よりも弱い動きです。
投資家が見る点: 6万4000円台で下げ止まるか、前場・後場で戻り売りが続くかを見ます。下げ幅の大きさより、安値圏で出来高を伴って買いが入るかが焦点です。
2. 半導体・値がさ株の調整が指数を押し下げ
前日の米国市場ではNASDAQが2.15%安となり、ハイテク大型株に売りが出ました。日本株でも半導体・AI関連の期待が高かった銘柄ほど、利益確定売りが出やすい地合いです。
投資家が見る点: アドバンテスト、東京エレクトロン、ディスコの下げが指数主導なのか、決算評価まで崩れているのかを分けます。好決算でも買えないなら、材料よりポジション整理が勝っています。
3. 原油100ドル台、コスト株には逃げ場が少ない
Brent原油が100ドル台に乗り、円安も重なると、燃料費、物流費、原材料費の上昇が意識されます。資源株には支えになり得ますが、空運、電力、食品、小売、化学には重い材料です。
投資家が見る点: INPEXなど資源関連が相対的に残るか、JALなど燃料費感応度の高い銘柄がどこまで売られるかを見ます。指数安の中でも、原油高に強い銘柄と弱い銘柄の差は出やすい局面です。
4. ドル円164円目前、介入警戒で先物も揺れやすい
ドル円は7月23日のニューヨーク市場で一時163円99銭まで上昇しました。円安は輸出株の円換算利益には支えですが、原油高を伴う円安はコスト増と介入警戒を同時に呼びます。
投資家が見る点: 円安メリット株も一直線には買いにくい水準です。急な円高反転への警戒が強まると、指数先物、輸出株、海外投資家のポジション調整が同時に動きやすくなります。
5. TOPIXと銀行・資源株の残り方が地合いの温度計
日経平均の下げが大きいときほど、TOPIX、銀行、商社、資源株の値持ちを見ます。値がさ半導体だけの調整なら、TOPIXの下げは相対的に抑えられやすくなります。
投資家が見る点: 銀行や資源株まで崩れるなら、金利高・原油高のメリットよりリスクオフが勝っている状態です。逆に残る銘柄があるなら、全面撤退ではなく資金の避難先を探す相場です。
確認しておきたい日程
| 日付 | 予定 |
|---|---|
| 2026年7月24日 | 信越化学工業、中外製薬など主要決算の発表予定 |
| 2026年7月24日 | 東京市場引け後の日経平均、TOPIX、売買代金、業種別騰落を確認 |
| 2026年7月29日 | アイ・グリッド・ソリューションズ(603A)、ビーエイブル(604A)が上場予定 |
| 2026年7月31日 | 財務省が外国為替平衡操作の月次実績を公表予定 |
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出典
- 日経平均プロフィル「ヒストリカルデータ」(2026年7月23日終値データ)
- 日本銀行「外国為替市況」(2026年7月23日データ)
- 財務省「外国為替平衡操作の実施状況」(公表方法と公表予定を確認)
- 日本取引所グループ・指数配信、先物、外国為替、米国株指数、米国債利回り、商品先物の2026年7月24日場中確認値