今日の見方
寄り付きの見た目は悪くありません。CME先物は66,500円台で、7月22日の現物終値を上回っています。ただ、前日は日経平均が一時1,300円超上げたあとマイナスに沈みました。上に行く力はある。問題は、上で買いが続くかです。
半導体はまだ主役候補です。SOX指数がプラスで終わり、NVIDIAも買われました。ただしNASDAQ全体は下落しており、「AIなら何でも買う」相場ではありません。今日はアドバンテスト、東京エレクトロン、ディスコの値持ちだけでなく、銀行、商社、資源、自動車へ買いが広がるかを見ます。
もう一つの軸は原油と金利です。Brent原油94ドル台、ドル円163円台、米10年債4.66%台が同時にあると、資源・輸出・銀行には追い風でも、食品、小売、空運、電力、高PERグロースには負担が残ります。指数が高くても、銘柄選別はかなり荒くなりそうです。
注目ニュース
1. CME日経平均先物は66,535円、ただし前日は高値から失速
2026年7月22日の日経平均は66,115.60円で引け、前日比116.59円安でした。高値は67,592.20円までありましたが、後場に押し戻されました。CME日経平均先物は朝方確認値で66,535円と、現物終値を上回っています。
投資家が見る点: 最初の確認点は66,500円台を前場中盤まで維持できるかです。高寄り後に再び失速するなら、半導体買い戻しより戻り売りの厚さが意識されます。
2. NASDAQ安でもSOX続伸、半導体は「全面高」より選別へ
米国市場ではNASDAQが下げた一方、SOX指数はプラスで終えました。NVIDIAは上昇し、AIサーバー関連の一角には買いが残っています。
投資家が見る点: アドバンテスト、東京エレクトロン、ディスコは買い先行候補です。ただ、前日の日本株は半導体指数が上がっても日経平均が下落しました。半導体だけでなく、資金がTOPIXバリュー側へ広がるかを確認します。
3. 原油94ドル台と円安163円台、資源株とコスト株の差が広がる
Brent原油は94ドル台、ドル円は163円台で推移しています。米10年債利回りも4.66%台にあり、資源価格、為替、金利が同時に上がる形です。
投資家が見る点: INPEX、石油元売り、総合商社、銀行には支えになりやすい一方、空運、食品、小売、電力、化学にはコスト圧力が残ります。Brentが95ドル台に乗るかは今日の温度計です。
4. ブロンコビリーは営業利益57.5%増、通期予想も上方修正
ブロンコビリー(3091)の2026年12月期第2四半期は、売上高164.74億円、営業利益19.29億円でした。通期営業利益予想は39.70億円へ引き上げられています。
投資家が見る点: 外食株では、売上よりも原材料費・人件費をこなした利益率が見られます。好決算で高く始まる場合、寄り後に出来高を伴って上を保てるかが焦点です。
5. オービックとOBCは高収益ITの決算を確認
オービック(4684)の2027年3月期第1四半期は売上高366.98億円、営業利益248.60億円。OBC(4733)は売上高138.31億円、営業利益65.77億円でした。どちらも二桁増収増益です。
投資家が見る点: 国内IT・クラウド株では、売上成長だけでなく高い営業利益率の維持が評価の芯です。通期予想を据え置いた銘柄では、好決算でも材料出尽くしの売りが出るかを見ます。
6. 三井松島HDは年間配当130円へ、累進配当の基準を引き上げ
三井松島ホールディングス(1518)は2026年7月22日、2027年3月期の業績予想と配当予想を上方修正しました。年間配当予想は74円から130円へ引き上げられ、同社は130円を新たな基準に累進配当を維持する方針を示しています。
投資家が見る点: 増配幅が大きく、高配当株としての再評価材料になります。ただし、特別利益や子会社化の寄与も含むため、配当水準の持続性は次の本決算だけでなく中計の進捗で見たいところです。
7. 十六FGは純利益予想300億円、年間配当53円へ修正
十六フィナンシャルグループ(7380)は2026年7月22日、2027年3月期の親会社株主に帰属する当期純利益予想を280億円から300億円へ引き上げました。年間配当予想は53円に修正されています。
投資家が見る点: 地銀株では金利メリットが意識されやすい地合いです。ただ、銀行株は金利上昇だけでなく、信用コスト、債券評価、資本還元の継続性を同時に見られます。
8. ティアフォー初日は公開価格割れ、IPO地合いはまだ選別色
ティアフォー(593A)は2026年7月22日に東証グロースへ上場し、初値は1,009円でした。公開価格1,085円を7.0%下回り、終値も1,015円と公開価格を回復できませんでした。
投資家が見る点: 自動運転・AIテーマでも、赤字グロースかつ吸収金額が大きいIPOには慎重な値付けが続いています。次は公開価格1,085円を出来高を伴って上回れるかです。
9. 今日の決算予定はディスコが中心
2026年7月23日は、ディスコ(6146)、KOA(6999)、未来工業(7931)、サーティワン(2268)、信越ポリマー(7970)などの決算発表が予定されています。ディスコはIRカレンダー上、1Q決算発表を16時に予定しています。
投資家が見る点: ディスコはAI・HBM需要を背景に期待が高く、発表前の買いが先行しやすい銘柄です。見るべきは売上の強さだけではなく、営業利益率、受注・出荷の持続性、次四半期の温度です。
確認しておきたい日程
| 日付 | 予定 |
|---|---|
| 2026年7月23日 | ディスコ(6146)2027年3月期第1四半期決算発表予定 |
| 2026年7月23日 | KOA、未来工業、サーティワン、信越ポリマーなどが決算発表予定 |
| 2026年7月29日 | アイ・グリッド・ソリューションズ(603A)、ビーエイブル(604A)が上場予定 |
| 2026年7月31日 | キオクシアHDが2027年3月期第1四半期決算を発表予定 |
| 2026年8月7日 | イオン個人向け社債の条件決定予定 |
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- 593A:ティアフォー分析
- ブロンコビリー(3091)2026年12月期第2四半期決算
- オービック(4684)2027年3月期第1四半期決算
- OBC(4733)2027年3月期第1四半期決算
- 三井松島ホールディングス(1518)銘柄分析
- 十六フィナンシャルグループ(7380)銘柄分析
- 三菱UFJFG(8306)の10年劣後債、当初5年は年2.548%
- イオン(8267)が個人向け社債700億円を発行へ
出典
- 日経平均プロフィル「ヒストリカルデータ」(2026年7月22日データ)
- Nasdaq Global Indexes「PHLX Semiconductor」(2026年7月22日データ)
- CME Group「Nikkei 225 Futures」(2026年7月23日朝確認)
- 日本取引所グループ「決算発表予定日」(2026年7月23日確認)
- DISCO「IRカレンダー」(2026年7月23日決算予定)
- 三井松島ホールディングス「2027年3月期業績予想の上方修正及び配当予想の修正(増配)に関するお知らせ」、2026年7月22日公表
- 十六フィナンシャルグループ「業績予想の修正及び配当予想の修正(増配)に関するお知らせ」、2026年7月22日公表
- ブロンコビリー「2026年12月期 第2四半期(中間期)決算短信」、2026年7月22日公表
- オービック「2027年3月期 第1四半期決算短信」、2026年7月22日公表
- OBC「2027年3月期 第1四半期決算短信」、2026年7月22日公表
- 日本取引所グループ「新規上場会社情報」、ティアフォー上場関連資料(2026年7月22日確認)