今日の見方
7月28日の下落は、個別銘柄だけの話ではありません。値下がり率上位を見ると、メモリー、シリコンウエハー、製造装置、検査、電子部品、半導体ETFまで同時に売られています。半導体テーマ全体の期待値が下がったというより、期待先行だった銘柄から資金を落とす動きが一気に出た形です。
とくに目立つのは、キオクシアHDと半導体ETFです。個別株だけでなく指数連動商品まで12%超下げており、売りが「どの会社が悪いか」から「半導体エクスポージャーを落とす」動きに広がっています。ここからは反発の有無より、売買代金を伴って下げ止まるか、信用買い残の整理が進むかを見たい局面です。
値下がり率TOP20
2026年7月28日15時14分ごろの東証プライム値下がり率上位です。
| 順位 | 銘柄 | コード | 株価 | 前日比 | 下落率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | NEXT NOTES 韓国KOSPI・ダブル・ブルETN | 2033 | 63,420円 | -14,800円 | -18.92% |
| 2 | キオクシアホールディングス | 285A | 44,550円 | -10,000円 | -18.33% |
| 3 | SUMCO | 3436 | 3,108円 | -654円 | -17.38% |
| 4 | ユニオンツール | 6278 | 15,170円 | -2,800円 | -15.58% |
| 5 | ローツェ | 6323 | 3,812円 | -700円 | -15.51% |
| 6 | KOKUSAI ELECTRIC | 6525 | 7,277円 | -1,284円 | -15.00% |
| 7 | マクニカホールディングス | 3132 | 3,055円 | -524円 | -14.64% |
| 8 | レーザーテック | 6920 | 37,310円 | -6,250円 | -14.35% |
| 9 | ハーモニック・ドライブ・システムズ | 6324 | 5,670円 | -920円 | -13.96% |
| 10 | 日本電波工業 | 6779 | 2,391円 | -383円 | -13.81% |
| 11 | CKD | 6407 | 5,510円 | -830円 | -13.09% |
| 12 | 日本マイクロニクス | 6871 | 12,910円 | -1,900円 | -12.83% |
| 13 | MAXIS日経半導体株上場投信 | 221A | 1,027円 | -150.5円 | -12.78% |
| 14 | NF・日経半導体株ETF | 200A | 3,953円 | -574円 | -12.68% |
| 15 | テクセンドフォトマスク | 429A | 3,750円 | -540円 | -12.59% |
| 16 | KOA | 6999 | 2,230円 | -320円 | -12.55% |
| 17 | 日本新薬 | 4516 | 3,571円 | -508円 | -12.45% |
| 18 | 村田製作所 | 6981 | 7,105円 | -997円 | -12.31% |
| 19 | Global X 半導体関連ETF | 282A | 2,125円 | -297円 | -12.26% |
| 20 | 上場インデックスファンド日経半導体株 | 213A | 365.4円 | -51円 | -12.25% |
注目ニュース
1. 半導体関連がTOP20の大半を占める
TOP20には、キオクシア、SUMCO、ローツェ、KOKUSAI ELECTRIC、レーザーテック、日本マイクロニクス、村田製作所などが並びました。半導体指数連動ETFも複数入り、売りは個別株から指数商品まで広がっています。
投資家が見る点: こういう日は、銘柄固有の悪材料と機械的なエクスポージャー調整を分けます。翌日以降、個別決算や受注コメントで戻せる銘柄と、信用需給が重い銘柄に差が出やすくなります。
2. キオクシアはストップ安、信用需給の重さが焦点
キオクシアHDは44,550円まで下げ、前日比10,000円安のストップ安となりました。6月22日の上場来高値112,700円からの下落率は約60%に達しています。
投資家が見る点: 7月31日の第1四半期決算では、NAND販売単価、eSSD需要、在庫、訴訟影響、信用買い残の整理が同時に見られます。決算が強くても、戻り売りを吸収できるかは別問題です。
3. 韓国KOSPI急落、2033が値下がり率首位
NEXT NOTES 韓国KOSPI・ダブル・ブルETN(2033)は18.92%安となり、値下がり率首位でした。韓国市場では半導体大型株への売りが強まり、KOSPI急落が日本の半導体関連にも波及しました。
投資家が見る点: 2033はKOSPI200の値動きの約2倍に連動する商品です。韓国のサムスン電子、SKハイニックスの落ち着きが見えないと、日本のメモリー・装置株にも売りが残りやすくなります。
4. 「AI需要」より「投資回収」を見る相場に
今回の売りでは、AIデータセンター投資が本当に利益へつながるのか、半導体価格の上昇が続くのかという疑念が強まりました。中国メモリー企業や装置国産化の話も、供給拡大リスクとして意識されています。
投資家が見る点: AI需要そのものが消えたわけではありません。ただ、市場は売上成長だけでなく、価格、粗利率、在庫、顧客の投資回収を見始めています。次の決算で言葉より数字が問われます。
確認しておきたい日程
| 日付 | 確認イベント |
|---|---|
| 2026年7月28日 | 東証プライム値下がり率上位に半導体関連が集中 |
| 2026年7月28日 | キオクシアHDが44,550円でストップ安 |
| 2026年7月31日 15:30 | キオクシアHDが2027年3月期第1四半期決算を発表予定 |
| 2026年10月・11月 | キオクシアHDの浮動株比率定期見直しを2段階で適用予定 |
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- キオクシアホールディングス(285A)銘柄分析
- レーザーテック(6920)銘柄分析
- 村田製作所(6981)銘柄分析
出典
- 市場データは2026年7月28日15時14分ごろの取引所・情報ベンダー表示に基づく
- キオクシアホールディングス「株主・投資家情報」
- JPX総研「浮動株比率の定期見直し(2026年10月)におけるキオクシアホールディングスの取扱いについて」(2026年7月10日)