キオクシアHD 285A 2026.07.28 信用買いの整理が加速 高値112,700円から約60%下落、焦点は7/31決算と需給 7/28一時安値 44,550円 高値から 約60%下落 信用買い残 1,388万株 次の焦点 7/31決算 見る点:信用需給、NAND単価、eSSD需要、訴訟影響、戻り売り kabutrack.com

今日の見方

キオクシアの下げは、業績だけで説明しにくい。株価は6月22日に112,700円まで買われた後、7月28日には一時44,550円まで下げました。値がさ株で短期間に上げた銘柄ほど、信用買いが積み上がると下げも速くなります。

ここからは「NAND市況が悪いから下がった」と一言で片づけない方がよさそうです。半導体株全体のリスクオフ、メモリー株の調整、中国勢の供給拡大への警戒、米国訴訟、そして7月31日の決算前に持ち高を落とす動きが重なっています。決算までの数日は、材料より需給が先に動く局面です。

注目ニュース

1. 7月28日に一時44,550円、前日比18.33%安

キオクシアHDは2026年7月28日14時02分時点で、一時前日比10,000円安の44,550円まで下落しました。6月22日の上場来高値112,700円からの下落率は約60%です。

投資家が見る点: 高値からの下落率が大きいだけでなく、値幅制限まで売られた点が重い。短期反発を見る場合も、まず戻り売りの厚さと出来高の減り方を確認したいところです。

2. 信用買い残は1,388万株超、貸借倍率は36倍台

JPXの銘柄別信用取引週末残高では、2026年7月17日申込分のキオクシアHDの信用買い残は13,887,900株、信用売り残は377,900株でした。貸借倍率は約36.75倍です。

投資家が見る点: 買いに偏った信用需給は、上昇局面では勢いを作りますが、急落時には投げ売りの燃料になります。次に見るのは株価の水準だけでなく、信用買い残がどこまで減るかです。

3. 決算前にNAND市況と中国勢の供給懸念が重なる

キオクシアはNANDフラッシュメモリとSSDを中心とするメモリ専業色の強い会社です。AIデータセンター向けSSD需要は追い風ですが、NANDは販売単価と供給量で利益が大きく振れます。

投資家が見る点: 7月31日の決算では、売上よりも販売単価、製品ミックス、eSSD需要、在庫、競合の投資姿勢が見られます。中国勢の供給拡大懸念も、利益率の持続性を疑わせる材料です。

4. 米国訴訟の説明も確認材料

会社は2026年7月17日、子会社に対する訴訟の陪審評決について適時開示しました。業績への影響は精査中としており、法的手段を講じる方針も示しています。

投資家が見る点: 訴訟は本業のNAND需要とは別の不確実性です。決算説明で、損益への反映時期、キャッシュ影響、追加開示の可能性がどこまで示されるかを確認します。

5. 指数需給の話も残る

JPX総研は2026年7月10日、キオクシアHDの2026年10月の浮動株比率定期見直しについて、指数連動運用や市場への影響緩和の観点から2段階で適用すると公表しました。

投資家が見る点: これは足元のストップ安を直接説明する材料ではありません。ただ、大型化したキオクシアでは、個別決算だけでなく指数連動資金、浮動株比率、信用需給が値動きを増幅しやすくなっています。

確認しておきたい日程

日付確認イベント
2026年7月17日JPX銘柄別信用取引週末残高で信用買い残13,887,900株
2026年7月17日キオクシアHDが子会社訴訟の陪審評決を開示
2026年7月28日キオクシアHDが一時44,550円まで下落しストップ安
2026年7月31日 15:302027年3月期第1四半期決算発表予定
2026年10月・11月浮動株比率の定期見直しを2段階で適用予定

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