半導体株 続落 2026.07.28 DUV報道・NVIDIA安・決算前警戒 期待先行のAI半導体株に、複数の売り材料が重なる SOX指数 11,554.88 NVIDIA 約5%安 中国DUV 報道ベース 東京市場 波及 短期は需給、次は決算コメントと受注の質を確認 kabutrack.com

今日の見方

半導体株の下落は、米中関係や中国DUV報道だけで説明するより、複数の不安が同時に出たと見た方が自然です。AI投資の拡大は続いていますが、株価はすでにかなり先の成長を織り込んできました。期待値が高いところに、NVIDIA安、メモリー株安、ASML売り、決算前のポジション調整が重なった形です。

東京市場では、指数寄与度の高い半導体装置株の値動きが日経平均を左右しやすくなります。ただ、半導体需要そのものが一晩で消えたわけではありません。今日見るべきは、寄り付きの下げ幅より、前場後半に戻り売りを吸収できる銘柄があるかです。

注目ニュース

1. SOX指数は11,554.88、半導体株の弱さが目立つ

Nasdaq Global Indexesによると、PHLX Semiconductor Indexは2026年7月27日に11,554.88となり、前日比259.68ポイント安でした。米国株全体より半導体株の調整が目立ちました。

投資家が見る点: SOXの下落が3日続くと、東京市場では半導体装置株の戻り売りが強まりやすくなります。指数そのものより、NVIDIA、メモリー株、装置株のどこが下げ止まるかを分けて見ます。

2. NVIDIAは約5%安、AI投資期待に冷や水

NVIDIAは2026年7月27日の米国市場で196.51ドルとなり、前日比で約5%下落しました。AI半導体の中心銘柄が崩れたことで、GPU、HBM、製造装置、データセンター関連まで連想が広がりました。

投資家が見る点: NVIDIA安は、AI需要の否定というより期待値の調整です。決算前後で市場が見るのは、売上成長だけでなく、顧客のAI投資がどこまで利益とキャッシュに変わっているかです。

3. 中国DUV報道、ASMLと装置株の警戒材料に

中国で国産の液浸DUV露光装置が小規模量産に入ったとの海外報道を受け、ASMLや半導体製造装置株に売りが波及しました。報道される出荷計画は小規模で、企業・当局の公式発表としては確認されていません。

投資家が見る点: 露光装置の国産化は長期リスクですが、すぐにASMLや日本の装置株を置き換える話ではありません。量産ラインでの精度、稼働安定性、歩留まり、保守体制を確認する段階です。

4. メモリー株も下落、NAND・DRAMの期待値を再点検

米国市場ではMicron TechnologyやSanDiskも下げ、メモリー関連にも売りが広がりました。AIサーバー需要は支えですが、メモリー株は価格、在庫、供給増の影響を受けやすいシクリカル銘柄です。

投資家が見る点: 日本ではキオクシアHDが見られやすくなります。NAND市況の強さだけでなく、販売単価、出荷量、在庫、データセンター向けSSD需要が次の決算でどう説明されるかが焦点です。

5. 東京市場では値がさ半導体が指数の重し

7月28日の東京市場では、アドバンテスト、東京エレクトロン、レーザーテック、ディスコ、SCREEN、キオクシアHDなどに売りが波及しやすい地合いです。日経225先物も朝方に弱含みました。

投資家が見る点: 半導体株が全面安でも、下げ方には差が出ます。装置、検査、後工程、メモリーで材料は違うため、一律売りの後にどの銘柄へ買い戻しが入るかを確認します。

6. 決算前の持ち高調整、良い材料にも反応が鈍い局面

主要ハイテク企業の決算確認を前に、AI関連株では利益確定とポジション調整が出やすくなっています。市場は売上成長だけでなく、AI投資の費用対効果、設備投資の継続性、粗利率を見始めています。

投資家が見る点: 良い決算でも、株価が先に織り込んでいれば反応は鈍くなります。半導体株はここから、テーマの強さより受注、利益率、キャッシュフロー、顧客投資計画の質を見られる局面です。

確認しておきたい日程

日付確認イベント
2026年7月27日米SOX指数が下落、NVIDIAやメモリー株に売り
2026年7月28日東京市場で半導体関連株への波及を確認
2026年7月28~29日米FOMC
2026年7月30~31日日銀金融政策決定会合
2026年7月31日キオクシアHDが2027年3月期第1四半期決算を発表予定

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