今日の見方
今日の最初の目安は64,000円です。大阪夜間先物の63,910円を起点に、日経平均が早い時間に64,000円台を回復できるか、それとも値がさ半導体の売りで63,500円方向まで押されるかを見ます。
原油安は悪い材料ではありません。空運、電力、化学、物流には燃料・原材料コストの安心感が出ます。ただ、7月27日に反発した日経平均が夜間で崩れたため、今日の地合いは「原油安を評価する動き」より「半導体安をどこで吸収するか」が先です。
注目ニュース
1. 日経225先物は63,910円、現物終値を約1,021円下回る
2026年7月28日午前7時30分時点で、大阪夜間の日経225先物は63,910円。7月27日の日経平均終値64,931.19円を大きく下回っています。
投資家が見る点: 64,000円台を前場で回復できるかが短期の温度計です。63,900円近辺で下げ止まれば安値確認、63,500円を割ると半導体主導の調整がもう一段深くなります。
2. 米国株はまちまち、半導体だけが弱い朝
7月27日の米国市場は、ダウとS&P500が底堅かった一方、NASDAQとSOX指数は下落しました。Nasdaq Global IndexesのSOXは7月27日時点で11,554.88、前日比259.68ポイント安です。
投資家が見る点: 米国株全体の弱さではなく、半導体の弱さをどう受け止めるかです。アドバンテスト、東京エレクトロン、ディスコ、レーザーテックが寄り後に安値を更新するかを見ます。
3. NVIDIA安がAI・半導体の期待値を冷やす
米国市場ではNVIDIAの下落が目立ち、AI関連・半導体関連の高い期待値が改めて試されています。日本株では半導体製造装置、検査装置、電子部品の一角に波及しやすい材料です。
投資家が見る点: 悪材料を織り込んだ後に買い直される銘柄と、戻り売りに押される銘柄の差を見ます。決算や受注で裏付けのある銘柄まで売られるなら、地合い悪化の色が濃くなります。
4. 原油急落、空運・電力・化学にはコスト面の支え
原油先物は前日の急落後も低下した水準で推移しています。中東情勢の緊張緩和を受けた動きですが、正式な停戦合意や海上輸送リスクの完全な正常化までは確認されていません。
投資家が見る点: JAL、ANA HD、電力、化学、物流には燃料費・原材料費の面で支えになります。一方、石油開発、資源、商社は原油安が短期の利益確定要因になりやすいところです。
5. ドル円は163円台、原油安でも輸入コストは残る
ドル円は7月28日朝も163円台で推移しています。原油が下がっても、円安が食品、小売、電力、化学の輸入コストをどこまで相殺するかは別問題です。
投資家が見る点: 自動車・機械には円安の支えがある一方、164円接近時は為替介入への警戒も出ます。今日は円安メリットだけでなく、コスト増と政策イベント前の神経質さを同時に見たい場面です。
6. 今日の決算予定、キーエンスとさくらインターネットに注目
日本取引所グループは、2026年7月28日開示予定分として3月期第1四半期・9月期第3四半期決算の予定会社一覧を掲載しています。キーエンスは公式IRで2026年度第1四半期決算の公表日を7月28日と案内しています。
投資家が見る点: キーエンスはFA需要、中国関連、営業利益率、円安効果が焦点です。さくらインターネットはGPUクラウド投資を、売上成長だけでなく利益とキャッシュフローで吸収できているかを確認します。
7. 株主還元は決算後の追加開示を確認
7月28日朝時点では、前日分で相場全体の軸になる大型の新規還元材料は多くありません。今日は決算発表に伴う増配、自社株買い、株式分割が引け後に追加されるかを確認する日です。
投資家が見る点: 地合いが悪い日は、好決算だけでは株価が伸びにくいことがあります。増配や自社株買いを伴う銘柄に資金が残るか、数字だけで売られるかを分けて見ます。
8. 603Aアイ・グリッドは7月29日上場予定
アイ・グリッド・ソリューションズ(603A)は2026年7月29日に東証グロースへ上場予定です。公開価格は770円、仮条件は740~770円、公開価格ベースの吸収金額は約95.1億円です。
投資家が見る点: GX・再エネというテーマ性はありますが、吸収金額は軽くありません。初値の過度な上振れより、公開価格を安定して上回れる需要があるかを見ます。
確認しておきたい日程
| 日付 | 予定 |
|---|---|
| 2026年7月28日 | キーエンス、さくらインターネットなどが決算発表予定 |
| 2026年7月28~29日 | 米FOMC |
| 2026年7月29日 | アイ・グリッド・ソリューションズ(603A)、ビーエイブル(604A)が上場予定 |
| 2026年7月30~31日 | 日銀金融政策決定会合 |
| 2026年7月31日 | キオクシアHDが2027年3月期第1四半期決算を発表予定 |
関連ページ
- 日本株朝刊:7/27 注目8件|CME先物6万6450円、原油急落
- 日経平均一時2000円超下落、6万4000円台に
- ドル円163円99銭、約39年8カ月ぶりの円安水準
- アドバンテスト(6857)銘柄分析
- 東京エレクトロン(8035)銘柄分析
- ディスコ(6146)銘柄分析
- キーエンス(6861)銘柄分析
- さくらインターネット(3778)銘柄分析
- 日本航空(9201)銘柄分析
- ANAホールディングス(9202)銘柄分析
- アイ・グリッド・ソリューションズ(603A)IPOニュース
- 603A:アイ・グリッド・ソリューションズ分析
- 2026年IPO一覧
出典
- 日経平均プロフィル「ヒストリカルデータ」(2026年7月27日終値)
- 大阪取引所・CMEの日経225先物、外国為替、米国株指数、米国債利回り、商品先物の2026年7月28日午前7時30分前後の確認値
- Nasdaq Global Indexes「PHLX Semiconductor」(2026年7月27日データ)
- 日本取引所グループ「決算発表予定日」(2026年7月28日開示予定分)
- キーエンス「株主・投資家の皆様へ」(2026年度第1四半期決算公表日)
- 日本取引所グループ「新規上場会社情報」(603A、2026年7月29日上場予定)
- 日本銀行「公表予定」
- Federal Reserve Board「FOMC calendars」