2026年9月16日 日本株朝刊 注目5件

今日の見方

寄り付きの値幅そのものより、前日安値63,067.18円に近い水準で下落銘柄数が再び増えるかを確認します。半導体株が持ち直しても、銀行・内需などへ物色が広がらなければ、指数だけの反発として切り分けます。

東京時間は貿易統計とIPOの需給、夜間はFOMCが主な予定です。FOMC前後の値動きは事前の観測と結果が異なる可能性があるため、政策判断を先回りした断定は避けます。

注目ニュース

1. 日経平均は小幅安、下落銘柄が優勢

日経平均は9月15日に63,484.10円で取引を終え、前日比8.89円安でした。日経平均プロフィルの日次サマリーでは、上昇67銘柄、下落157銘柄、変わらず1銘柄です。

投資家が見る点: 指数の下落率が小さくても、下落銘柄が多い場合は市場全体の需給を別に確認します。前日安値63,067.18円を維持できるかに加え、寄り付き後に安値圏で売りが広がるかを観測します。

2. SOXは小幅高、日本の半導体株は値持ちを確認

NasdaqのSOXは9月15日のデータで11,175.55、前日比42.53ポイント高でした。前日の米半導体株の動きは、アドバンテスト(6857)や東京エレクトロン(8035)などの寄り付き材料になり得ます。

投資家が見る点: SOX高をそのまま日本株全体の上昇材料とはせず、半導体株が寄り後も値を保つか、他業種へ買いが広がるかを分けて見ます。個別銘柄の反応は東京市場の売買需給で確認します。

3. 8時50分の貿易統計と、17日未明のFOMC

財務省の公表予定では、2026年8月分の貿易統計速報は9月16日8時50分に公表されます。米FOMCは9月15〜16日の2日間の日程で、米東部時間16日14時に声明、同14時30分に記者会見が予定されています。日本時間ではそれぞれ9月17日3時、3時30分です。

投資家が見る点: 貿易統計では輸出入と貿易収支を、FOMCでは声明と会見の内容を確認します。結果発表前の金利・為替の方向を前提に、株価の動きを断定しないことが重要です。

4. アスクルは1Q営業赤字、通期予想は据え置き

アスクル(2678)は9月15日、2027年5月期第1四半期決算を発表しました。売上高は1,123.45億円(前年同期比8.2%減)、営業損失は4.18億円、親会社株主に帰属する四半期純損失は5.08億円でした。通期会社予想は据え置きです。

投資家が見る点: 顧客回復に加え、価格施策の影響が残る粗利率と、営業損益が次四半期以降に改善するかを確認します。決算の詳細はアスクルの第1四半期決算で確認できます。

5. 東証にオリバーとオーディオストックが新規上場

9月16日はオリバー(619A)が東証スタンダード、オーディオストック(621A)が東証グロースへ上場予定です。売出価格・公開価格はそれぞれ305円、1,060円。東証が公表した初値決定前の気配運用では、上限方向の気配値段はそれぞれ702円、2,438円です。

投資家が見る点: 上限方向の気配値段は初値を示すものではありません。初値の形成時刻、売買代金、初値後に公開・売出価格からどの程度離れて取引されるかを、需給の確認材料として見ます。

確認しておきたい日程

  • 2026年9月16日8時50分:財務省、2026年8月分の貿易統計速報
  • 2026年9月16日:オリバー(619A)、オーディオストック(621A)上場予定
  • 2026年9月17日3時:米FOMC声明予定(米東部時間9月16日14時の時差換算)
  • 2026年9月17日3時30分:パウエルFRB議長記者会見予定(米東部時間9月16日14時30分の時差換算)

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