今日の3行まとめ

  • 本日は土曜で東京現物市場は休場。 18日の日経平均は65,018.95円まで上昇しましたが、19日6時の先物は64,900円と現物を118.95円下回りました。
  • 米半導体は続伸。 SOXは+2.78%、NVIDIAは+1.34%。ただし米10年債は5.01%へ戻り、半導体高と高金利が同時進行しています。
  • 日銀は1.25%へ利上げ、それでも円安。 ドル円は一時158.05円まで上昇後、レートチェック観測を受けて156円台後半へ戻りました。

① 日本市場

9月18日の日経平均は65,018.95円(+882.70円、+1.38%)。日中高値は65,436.57円、安値は64,403.85円でした。一方、TOPIXは4,091.14(-3.05、-0.07%)と小幅安で、日経平均と逆方向です。

東証プライムでは値上がり511銘柄に対し値下がり1,003銘柄。日経平均は半導体・AI関連の値がさ株に押し上げられましたが、市場全体の広がりは弱いままでした。

19日6時の大阪取引所ナイト終値は、日経225先物12月限64,900円(-200円)、TOPIX先物4,063.5(-19.5)。日経先物は現物終値を118.95円下回っています。

昨日からの変化: 日銀会合通過後に現物は65,000円を回復しましたが、その後の夜間先物は反落しました。指数の強さよりも、TOPIX・騰落銘柄数を含めた「市場の広がり」が24日の重要確認点です。

日本株への判断: 本日は現物休場。9月21〜23日も東京現物は休場し、次回は24日です。大阪取引所では21〜23日に祝日取引が予定されており、海外市場の変化を先物が先行して織り込みます。

② 米国市場

9月18日の米国株は、NYダウ51,682.64(-0.18%)、S&P5007,650.50(+0.17%)、NASDAQ26,522.55(+0.40%)で終了しました。指数はまちまちでしたが、テクノロジー株が相対的に強い一日でした。

SOXは11,921.69(+2.78%)、NVIDIAは222.27ドル(+1.34%)。前日のSOX+3.14%に続き半導体は戻りを強め、日本の半導体株には外部環境の改善が続いています。

一方、米10年債利回りは米財務省のパーイールドで5.01%。前日の4.94%から再び5%台へ上昇しました。

昨日からの変化: 半導体は上昇継続ですが、金利は再上昇しました。日本の半導体株にはSOX高が追い風となる一方、バリュエーション面では米金利5%が上値を抑える組み合わせです。

③ 為替・金利・商品

指標最新確認値日本株への見方
USD/JPY156.7円前後円安は輸出株を支援、介入警戒は継続
日本10年債2.99%前後銀行○、不動産・高PER株△
米10年債5.01%高PER・グロース株の重荷
WTI100.30ドル前日比-1.58%、空運には小幅支援
Brent104.87ドル前日比-0.93%、100ドル超は継続

日銀は18日に政策金利を1.00%から1.25%へ引き上げましたが、ドル円は一時158.05円まで円安が進みました。その後、日本当局のレートチェックを巡る観測で円が買い戻され、NY終盤は156円台後半です。

原油はWTI100.30ドル、Brent104.87ドルへ下落。中国がイランに対し、サウジ石油施設への攻撃抑制を働きかけたことなどから供給不安がやや後退しました。

昨日からの変化: 「日銀利上げ=円高」にはならず、円安が続いた一方、原油は3日続落。輸出株には円安が追い風、空運・物流には原油安が小幅な改善材料です。

④ 地政学・重要マクロ材料

日銀は9月18日の金融政策決定会合で、無担保コール翌日物金利の誘導目標を1.25%程度へ引き上げました。採決は7対2。利上げ自体は市場で広く予想されていましたが、反対票が2票出たことや、植田総裁が今後の利上げ時期を固定しなかったことから、為替市場では円売りが先行しました。

同日公表された8月全国CPIは、総合が前年同月比+1.9%、生鮮食品を除く総合が+1.7%、生鮮食品・エネルギーを除く総合が+1.9%でした。

中東ではサウジアラビアの供給経路を巡る懸念が残る一方、中国によるイランへの働きかけで原油は下落しました。供給不安が解消したわけではなく、WTI100ドル・Brent104ドル台は依然として高水準です。

日本株への判断: 日銀イベントは通過しましたが、円安・国内金利3%近辺・原油100ドル超が同時に残りました。24日の再開時は「銀行だけ」「半導体だけ」ではなく、為替と金利を含めた業種間の資金移動を見る必要があります。

⑤ 前日決算・業績修正

アドバンスクリエイト(8798は18日15時30分、第3四半期決算と通期業績予想の修正を発表しました。2026年9月期第3四半期累計の最終損益は7.68億円の赤字と前年同期の14.05億円赤字から改善した一方、通期最終損益予想は従来の4.5億円黒字から3.91億円赤字へ修正されました。営業・経常段階では黒字転換見通しですが、最終損益は注意材料です。

和田興産(8931は2027年2月期上期の経常利益予想を9億円から13.5億円へ50%上方修正。上期配当も25円から32円へ増額し、年間配当予想は67円となりました。

昨日からの変化: 指数の材料は日銀と半導体ですが、個別株では下方修正と上方修正・増配が混在しています。24日は指数より個別材料の初動が大きくなりやすい銘柄があります。

⑥ 今日の決算予定

本日9月19日は土曜日で、朝7時30分時点に確認できた主要上場会社の決算発表予定はありません

次の現物取引日は9月24日です。連休中に新たな決算・業績修正が開示された場合は、24日朝刊で前回作成後の差分として扱います。

⑦ 株主還元

18日15時30分以降のTDnetでは、アイザワ証券グループ(8708が2027年3月期の中間配当を48円(普通配当13円、特別配当35円)とする予定を発表しました。

和田興産(8931は上期配当を25円から32円へ増額。グローバルスタイル(7126は剰余金の配当を開示しました。

自己株式では、川崎汽船(9107東京製鐵(5423などが取得状況・取得終了を開示しています。取得終了は、これから通常市場に新しい買い需要が発生する材料とは扱いません。

朝刊確認範囲では、18日夕方以降に重要度の高い新規の通常市場買付による自社株買い、新規ToSTNeT-3、株式分割、自己株式消却は確認できませんでした。

ToSTNeT-3は自己株式取得専用の立会外取引であり、通常市場で期間を通じて継続的に買い注文が発生する自社株買いとは需給への作用が異なります。

⑧ 今日の注目銘柄

本日は現物市場が休場のため、以下は9月24日の再開時に確認する銘柄群です。

アドバンテスト(6857)・東京エレクトロン(8035)・キオクシアHD(285AはSOX+2.78%、NVIDIA+1.34%が追い風。ただし米10年債5.01%が上値制約です。

トヨタ(7203)・ホンダ(7267はドル円156円台後半が支援材料。連休中に円が再び158円方向へ進む場合は為替介入警戒も強まります。

MUFG(8306)・SMFG(8316は日銀1.25%と国内10年債3%近辺が利ざや面で材料。ただし18日はTOPIXが下落しており、金利上昇だけで金融株全面高とは限りません。

JAL(9201)・ANA HD(9202は原油反落がコスト面の改善材料。アドバンスクリエイト(8798)・和田興産(8931)・アイザワ証券グループ(8708は前日引け後の個別開示が24日の初動材料です。

今日見るべき3ポイント

1. 日経225先物64,900円と65,000円

18日の現物終値は65,018.95円でしたが、19日6時の先物は64,900円。次の現物市場再開までに先物が65,000円を回復・維持できるかが最初の基準です。

2. 日銀1.25%でも円安、156円台後半を維持するか

ドル円は日銀利上げ後に一時158.05円まで上昇し、その後156円台へ戻りました。24日までの長い休場中に円が再び158円方向へ動くか、155円台へ戻るかで輸出・銀行・内需の優劣が変わります。

3. SOX+2.78%と米10年5.01%の綱引き

米半導体は2日連続で強く、NVIDIAも上昇しました。一方、米10年債は再び5%台です。24日の日本市場では、半導体高が続くかだけでなく、TOPIXと騰落銘柄数まで買いが広がるかが重要です。

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出典

※本記事は2026年9月19日7時30分(日本時間)時点で確認した公開情報を整理したものです。特定銘柄の売買を推奨するものではありません。株式・ETF等への投資は、価格変動、為替、金利、流動性、地政学などの影響により投資元本を割り込む可能性があります。