今日の見方
10月1日の朝刊では、前日の反発が続くか、Micron決算を受けた半導体株の反応、日銀公表後の金利敏感株を確認点に挙げました。10月1日は日銀の二つの公表資料が出そろい、製造業の現状判断改善に対して非製造業は低下、金融政策を巡る意見には利上げ継続論と据え置き論の両方が含まれます。午後は指数全体の印象だけで判断せず、業種別の反応と本日適用された構成銘柄変更の需給を分けて見ます。
注目ニュース
1. 日銀短観は製造業上昇、非製造業低下
日本銀行が10月1日8時50分に公表した9月短観では、大企業製造業の業況判断DIは24と6月調査から2ポイント上昇、大企業非製造業は35と2ポイント低下しました。12月までの先行き判断は製造業21、非製造業30で、どちらも9月実績を下回っています。
投資家が見る点: 製造業の改善を企業全体の受注・利益増と同じ意味にはできません。設備投資計画や利益計画にも業種差があり、午後の株価反応と今後の企業決算を分けて確かめます。
2. 日銀「主な意見」には利上げ継続論と据え置き論
日本銀行は10月1日8時50分、9月17・18日の金融政策決定会合における「主な意見」を公表しました。基調的な物価上昇率が2%に近づくなかで利上げを続けるべきとの意見がある一方、政策金利を据え置くべきとの意見も記載されています。
投資家が見る点: 「主な意見」は委員の議論を示す資料で、次回会合の決定を示すものではありません。銀行・保険・不動産など金利感応度の異なる業種の値動きを見比べます。
3. 日経平均の構成銘柄入れ替えが10月1日から適用
日本取引所グループは9月4日、日本経済新聞社から日経平均の構成銘柄を10月1日に入れ替えると発表があったことを公表しました。JX金属、KOKUSAI ELECTRIC、カプコンが加わり、コニカミノルタ、ARCHION、カナデビアが除外対象です。
投資家が見る点: 変更は本日から適用済みです。指数連動資金の売買は適用前にも生じるため、変更初日の大引けに集中すると決めつけることはできません。入れ替えが前場の指数や個別株の値動きを引き起こしたとは確認できないため、需給要因と実際の価格反応を分けて見ます。
午後の確認ポイント
- 日銀の公表内容を受け、銀行・保険・不動産など金利感応度の異なる業種にどのような値動きが出るか。
- 日経平均構成銘柄の変更初日、大引けにかけて追加・除外対象の売買がどう推移するか。
- 午前の指数値と午後の値動きを混同せず、必要な場合は観測時刻を添えて確認する。
関連ページ
- 日本株朝刊:10/1 注目3件|Micron過去最高売上高、半導体株への波及と日銀短観
- 9月日銀短観:製造業DIは上昇、設備投資計画は大企業で11.3%増
- 日銀「主な意見」:物価2%接近で利上げ継続論、据え置き意見も併記
出典
- 日本銀行「短観(要旨)(2026年9月)」
- 日本経済新聞社「日経平均株価」
- 日本取引所グループ「東京証券取引所日報」(2026年10月1日分)
- 日本銀行「金融政策決定会合における主な意見(2026年9月17、18日開催分)」
- 日本取引所グループ「日経平均株価の構成銘柄の一部入替え」
※午後の値動きや大引け結果は、本稿の観測時点には未確定です。特定銘柄の売買を推奨するものではありません。