2026年9月末の日本の外貨準備

今日の見方

外貨証券は8,395億5,900万ドルから8,216億9,100万ドルへ178億6,800万ドル減少。金も1,241億300万ドルから1,135億9,200万ドルへ105億1,100万ドル減った。預金の減少は1億9,500万ドルだった。

外貨準備の減少を円買い介入や政策変更と直結させるのは早い。今回の数字には為替換算と時価評価が含まれ、取引の有無や目的までは示していない。金利への影響も、この統計だけからは判断できない。

注目ニュース

1. 総額は291億ドル減少

9月末の外貨準備高は1兆1,783億9,600万ドル。8月末比では291億2,800万ドル、率にして約2.4%減少した。外貨準備のうち「外貨」は9,769億1,300万ドルだった。

介入との切り分け: 残高の月次差だけで判断せず、同じ期間の外国為替平衡操作の実績を照らし合わせたい。

2. 証券と金が減少の中心

外貨証券は8,216億9,100万ドル、金は1,135億9,200万ドル。SDRは607億8,300万ドル、IMFリザーブポジションは113億4,400万ドルで、いずれも前月を下回った。

評価要因: 金価格や為替換算でもドル建て残高は動く。減少額をそのまま資金流出と読み替えないようにしたい。

3. 介入判断には別資料が必要

財務省は非ドル建て資産を基準日の市場相場でドル換算し、証券と金を時価評価している。残高統計は保有資産のスナップショットで、取引理由を直接示すものではない。

円相場への波及: 政策シグナルかを判断するには、介入実績と同期間の為替相場を確認する。残高統計単独では材料が足りない。

出典