2026年9月上中旬分貿易統計速報

今日の見方

上旬時点の赤字から上中旬累計では黒字へ変わった。ただ、今回の速報で分かるのは輸出入の総額まで。黒字転換の中身は、月次の品目別・地域別統計を待つ必要がある。

輸出企業にとっては出荷数量と為替換算のどちらが伸びを押し上げたかが分かれ目になる。輸入企業では仕入れコストの転嫁が焦点。貿易収支だけで円相場の方向までは読めない。

注目ニュース

1. 輸出は7兆8,795億円

輸出額は7兆8,795億400万円で、前年同期の6兆3,793億4,500万円から23.5%増えた。輸入より伸び率が高く、累計収支の黒字転換につながった。

輸出企業を見る軸: 金額の増加が数量に裏付けられているか、月次の品目別統計や企業の出荷動向で確かめたい。

2. 輸入も19.9%増

輸入額は7兆8,520億6,500万円で、前年同期の6兆5,483億4,600万円を上回った。輸出ほどではないが2割近い増加で、輸入コストの影響は残る。

輸入コストを見る軸: 輸入額の増加は数量・価格のどちらでも起こる。商社、素材、電力・ガス、小売では資源価格と価格転嫁の状況を見たい。

3. 収支は前年赤字から黒字へ

差引は274億3,900万円の黒字。前年同期は1,690億100万円の赤字だったため、前年差は1,964億4,000万円の改善となる。ただし対象は9月20日までで、月末分は含まない。

対象期間に注意: 今回は9月20日までの速報で、月末分は含まれない。経常収支を含む国際収支とも集計範囲が違うため、月全体の結果と混同しない。

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