今日の見方

日経平均は2026年6月30日に70,062円32銭で終え、7万円台を回復しました。AI・半導体関連の強さはまだ相場の中心ですが、上昇ピッチが速い局面では、指数だけでなく個別材料の中身を分けて見る必要があります。

7月1日は、IPO、株式分割、優待廃止、自社株買い、1Q決算が重なります。短期資金はテーマと需給に反応しやすい一方、発表内容が中期の利益や還元にどこまでつながるかを確認したい日です。

注目ニュース

1. 日経平均、6月30日に7万円台を回復

日経平均株価は2026年6月30日、70,062円32銭で取引を終えました。前日終値を上回り、AI・半導体関連を中心とする大型株物色が指数を支えた形です。

投資家が見る点: 指数上昇が続く局面では、好材料でも織り込み済みになりやすい。高値追いの一段強気より、決算、還元、IPO需給に裏づけのある個別材料を選別したいところです。

2. エブリー、8月4日に東証グロース上場へ

エブリー(607A)は2026年6月30日、東証グロース市場への新規上場承認を受けました。上場予定日は2026年8月4日で、公募1,105,300株、売出4,815,100株、オーバーアロットメント888,000株が上限です。

投資家が見る点: 「デリッシュキッチン」の知名度とリテールメディアのテーマ性は見やすい一方、売出し比重が大きい案件です。仮条件、吸収金額、黒字転換の持続性を次に確認します。

3. ギフティグループ、本日7月1日に東証プライム上場

ギフティグループ(590A)は2026年7月1日、ギフティの単独株式移転に伴い東証プライムへテクニカル上場します。ギフティ普通株式1株につき、ギフティグループ普通株式1株が割り当てられる整理です。

投資家が見る点: 通常のIPO初値狙いではなく、持株会社化後の資本配分、M&A、自治体・法人向けeギフト事業の利益率を見たい案件です。

4. ネイス、初値は公開価格を11.8%上回る

ネイス(589A)は2026年6月30日に東証グロースへ上場し、公開価格1,320円に対して初値1,476円を付けました。子ども向け体操教室と児童発達支援を手掛ける教育サービスIPOです。

投資家が見る点: 初値が公開価格を上回ったことで、直近IPO市場の温度感は悪くありません。ただし初値後は短期資金の回転が速く、出来高と公開価格近辺の需給を確認したい銘柄です。

5. ティアフォー、7月22日上場予定の大型テーマIPO

ティアフォー(593A)は2026年7月22日に東証グロースへ上場予定です。公募17,449,600株、売出3,968,400株、オーバーアロットメント3,212,700株を予定しています。

投資家が見る点: 自動運転、Autoware、SDVというテーマ性は強い一方、2026年9月期も大幅営業赤字予想です。テーマ人気だけでなく、仮条件、海外需要、研究開発費の重さを見ます。

6. チャットプラス、7月15日上場へブックビルディング中

チャットプラス(598A)は2026年7月15日に東証グロースへ上場予定です。仮条件は1,050円から1,080円、ブックビルディング期間は2026年6月29日から7月3日までです。

投資家が見る点: AIチャットボット・SaaSの黒字IPOとしてテーマは分かりやすい。小型感はありますが、上場後は導入社数より単価、継続率、AI機能の収益化を確認したいところです。

7. バローHD、1株を2株に分割し優待区分を変更

バローホールディングス(9956)は2026年6月30日、2026年9月30日を基準日として1株を2株に分割すると発表しました。2027年3月末基準分から、分割後100株以上200株未満の株主にも500円分の優待区分を新設します。

投資家が見る点: 最低投資金額の低下と新設優待区分は個人投資家に分かりやすい材料です。あわせて、分割前換算で年間80円への増配予想も確認したい開示です。

8. 日清紡HD、株主優待を廃止

日清紡ホールディングス(3105)は2026年6月30日、2025年12月31日基準分を最後に株主優待制度を廃止すると発表しました。2026年12月31日基準分以降の優待は実施されません。

投資家が見る点: 優待目的の保有層にはネガティブに映りやすい材料です。今後は優待利回りではなく、配当、事業ポートフォリオ見直し、収益性改善で評価される局面になります。

9. ブシロード、20億円上限の自社株買い

ブシロード(7803)は2026年6月30日、800万株・20億円を上限とする自己株式取得を発表しました。取得期間は2026年7月1日から12月31日までで、発行済株式総数に対する割合は5.89%です。

投資家が見る点: 5%超の取得枠は需給改善として意識されやすい。一方、持続的な再評価には、IP、トレーディングカードゲーム、ライブ事業の利益回復が同じ方向にそろう必要があります。

10. アンドエスティHDと高島屋、1Qは利益進捗を確認

アンドエスティHD(2685)の2027年2月期第1四半期は、経常利益80.47億円で通期計画に対する進捗率46.8%でした。高島屋(8233)は経常利益164.89億円で、通期計画に対する進捗率は28.9%です。

投資家が見る点: アパレルと百貨店の決算は、国内消費とインバウンドの底堅さを見る材料です。ただし通期予想の据え置き後は、上方修正期待がどこまで株価に織り込まれるかが焦点です。

確認しておきたい日程

日付確認イベント
2026年7月1日ギフティグループが東証プライムへテクニカル上場、ブシロードの自社株買い取得期間開始
2026年7月3日チャットプラスのブックビルディング終了予定
2026年7月6日ティアフォーの仮条件決定日、チャットプラスの公開価格決定予定日
2026年7月15日チャットプラスが東証グロースへ上場予定
2026年7月16日エブリーの仮条件決定予定日
2026年7月22日ティアフォーが東証グロースへ上場予定
2026年8月4日エブリーが東証グロースへ上場予定
2026年9月30日バローHDの株式分割基準日

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