日本株朝刊 2026.07.21 半導体反発と原油89ドル 注目8件 / 連休明け / 決算 / IPO価格 日経平均 64,141円 SOX 11,743 Brent 89ドル台 IPO 604A 700円 寄り付きの反発より、前場後半の値持ちと原油高の波及を確認 kabutrack.com

今日の見方

連休明けは、まず半導体株の戻り方を見ます。7月17日の下げは日経平均の傷がTOPIXより深く、指数寄与度の高い半導体株の持ち高整理が目立ちました。日経225先物が65,000円台前半に戻しても、寄り付き後にアドバンテスト、東京エレクトロン、キオクシアHDが値を保てるかは別問題です。

もう一つは原油です。Brent原油が89ドル台にあるため、INPEXや商社には支えが出やすい半面、JAL、ANA HD、電力、化学、食品には燃料・物流コストの警戒が残ります。今日は「指数が戻るか」だけでなく、半導体、資源、コスト負担株、決算予定銘柄を分けて見たい朝です。

注目ニュース

1. 日経平均は64,141.12円、先物は65,000円台前半を試す

日経平均は2026年7月17日に64,141.12円で引け、前日比2,694.42円安でした。TOPIXは3,919.21、東証プライムの売買代金は概算10兆9,219億円と大きく、連休明けは買い戻しの持続性が焦点です。

投資家が見る点: 65,000円台を保てば自律反発の余地はあります。ただ、寄り付きだけ強く前場中盤に失速する場合、連休中の先物高を織り込んだ戻り売りと見たほうがよさそうです。

2. SOXは11,743.85へ反発、半導体は底打ち確認前

NasdaqのPHLX Semiconductor Sector Indexは2026年7月20日に11,743.85となり、前日比68.34ポイント高でした。急落後の反発は確認できますが、半導体株全体の不安を消すほどの強さではありません。

投資家が見る点: アドバンテスト、東京エレクトロン、ディスコ、キオクシアHDは、寄り付きの上げ幅より高値維持を見ます。前場後半まで出来高を伴う買いが続かなければ、短期の戻り売りが残ります。

3. Brent原油は89ドル台、資源株とコスト株の温度差

Brent原油は2026年7月20日に89ドル台で推移しました。中東・紅海の輸送リスクが意識され、WTI原油も83ドル台に上昇しています。

投資家が見る点: INPEX、石油元売り、総合商社には支えになりやすい一方、空運、電力、化学、食品、外食はコスト増を嫌われやすい地合いです。原油90ドル定着の有無が次の分岐点になります。

4. ドル円は162円台、円安メリットと介入警戒が同居

ドル円は2026年7月21日朝時点で162円台にあります。輸出株には円換算利益の支えになりますが、原油高を伴う円安は輸入コストと物価警戒も強めます。

投資家が見る点: 自動車・機械は為替の追い風を受けやすい半面、輸入原材料や燃料費の負担が大きい企業は利益率を見られます。円安だけで一括りにせず、価格転嫁力を確認します。

5. ホンダ、広汽Hondaの合弁期間を2038年まで延長

ホンダは2026年7月20日、中国の広州汽車集団と広汽Hondaの合弁事業を2038年まで継続する契約を締結したと発表しました。広汽Hondaは1998年設立の中国四輪生産販売の合弁会社です。

投資家が見る点: 中国事業の継続性を示す材料ですが、短期業績への影響額はまだ読みづらい。中国市場の電動化競争、販売台数、利益率、現地ブランドとの競争条件を次に確認します。

6. 今日の決算予定はPCA、インソース、令和AHの3社

JPXは2026年7月21日開示予定分として、2027年3月期第1四半期決算と2026年9月期第3四半期決算の予定会社一覧を掲載しています。市場ではPCA、インソース、令和アカウンティングHDの3社が確認対象です。

投資家が見る点: PCAはクラウド売上と利益率、インソースは企業研修・DX教育需要、令和AHは上場後の高収益性を見ます。地合いが荒い日は、好決算でも値持ちが試されます。

7. ビーエイブル(604A)の公開価格は700円

JPXの新規上場会社情報では、ビーエイブル(604A)の公開価格が700円と確認できます。上場予定日は2026年7月29日、仮条件は660〜700円でした。

投資家が見る点: 仮条件上限での決定は需要確認の第一関門です。廃炉関連工事と再生可能エネルギーというテーマ性に加え、上場時の吸収金額、流通株数、初値後の出来高を見ます。

8. 7月22日はティアフォー上場、IPO資金の残り方を見る

ティアフォー(593A)は2026年7月22日に東証グロースへ上場予定です。JPXの新規上場会社情報では公開価格1,085円が確認できます。

投資家が見る点: 自動運転ソフトウェアのテーマ性は強い一方、半導体株が荒い地合いではグロース資金もぶれやすい。初値だけでなく、公開価格からの距離と初値後の出来高を確認します。

確認しておきたい日程

日付予定
2026年7月21日国内現物市場再開
2026年7月21日PCA、インソース、令和アカウンティングHDが決算発表予定
2026年7月21日ビーエイブル(604A)の公開価格をJPXで確認
2026年7月22日ティアフォー(593A)が東証グロースへ上場予定
2026年7月29日アイ・グリッド・ソリューションズ(603A)、ビーエイブル(604A)が上場予定
2026年7月31日キオクシアHDが2027年3月期第1四半期決算を発表予定

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