今日の見方
連休明けは、まず半導体株の戻り方を見ます。7月17日の下げは日経平均の傷がTOPIXより深く、指数寄与度の高い半導体株の持ち高整理が目立ちました。日経225先物が65,000円台前半に戻しても、寄り付き後にアドバンテスト、東京エレクトロン、キオクシアHDが値を保てるかは別問題です。
もう一つは原油です。Brent原油が89ドル台にあるため、INPEXや商社には支えが出やすい半面、JAL、ANA HD、電力、化学、食品には燃料・物流コストの警戒が残ります。今日は「指数が戻るか」だけでなく、半導体、資源、コスト負担株、決算予定銘柄を分けて見たい朝です。
注目ニュース
1. 日経平均は64,141.12円、先物は65,000円台前半を試す
日経平均は2026年7月17日に64,141.12円で引け、前日比2,694.42円安でした。TOPIXは3,919.21、東証プライムの売買代金は概算10兆9,219億円と大きく、連休明けは買い戻しの持続性が焦点です。
投資家が見る点: 65,000円台を保てば自律反発の余地はあります。ただ、寄り付きだけ強く前場中盤に失速する場合、連休中の先物高を織り込んだ戻り売りと見たほうがよさそうです。
2. SOXは11,743.85へ反発、半導体は底打ち確認前
NasdaqのPHLX Semiconductor Sector Indexは2026年7月20日に11,743.85となり、前日比68.34ポイント高でした。急落後の反発は確認できますが、半導体株全体の不安を消すほどの強さではありません。
投資家が見る点: アドバンテスト、東京エレクトロン、ディスコ、キオクシアHDは、寄り付きの上げ幅より高値維持を見ます。前場後半まで出来高を伴う買いが続かなければ、短期の戻り売りが残ります。
3. Brent原油は89ドル台、資源株とコスト株の温度差
Brent原油は2026年7月20日に89ドル台で推移しました。中東・紅海の輸送リスクが意識され、WTI原油も83ドル台に上昇しています。
投資家が見る点: INPEX、石油元売り、総合商社には支えになりやすい一方、空運、電力、化学、食品、外食はコスト増を嫌われやすい地合いです。原油90ドル定着の有無が次の分岐点になります。
4. ドル円は162円台、円安メリットと介入警戒が同居
ドル円は2026年7月21日朝時点で162円台にあります。輸出株には円換算利益の支えになりますが、原油高を伴う円安は輸入コストと物価警戒も強めます。
投資家が見る点: 自動車・機械は為替の追い風を受けやすい半面、輸入原材料や燃料費の負担が大きい企業は利益率を見られます。円安だけで一括りにせず、価格転嫁力を確認します。
5. ホンダ、広汽Hondaの合弁期間を2038年まで延長
ホンダは2026年7月20日、中国の広州汽車集団と広汽Hondaの合弁事業を2038年まで継続する契約を締結したと発表しました。広汽Hondaは1998年設立の中国四輪生産販売の合弁会社です。
投資家が見る点: 中国事業の継続性を示す材料ですが、短期業績への影響額はまだ読みづらい。中国市場の電動化競争、販売台数、利益率、現地ブランドとの競争条件を次に確認します。
6. 今日の決算予定はPCA、インソース、令和AHの3社
JPXは2026年7月21日開示予定分として、2027年3月期第1四半期決算と2026年9月期第3四半期決算の予定会社一覧を掲載しています。市場ではPCA、インソース、令和アカウンティングHDの3社が確認対象です。
投資家が見る点: PCAはクラウド売上と利益率、インソースは企業研修・DX教育需要、令和AHは上場後の高収益性を見ます。地合いが荒い日は、好決算でも値持ちが試されます。
7. ビーエイブル(604A)の公開価格は700円
JPXの新規上場会社情報では、ビーエイブル(604A)の公開価格が700円と確認できます。上場予定日は2026年7月29日、仮条件は660〜700円でした。
投資家が見る点: 仮条件上限での決定は需要確認の第一関門です。廃炉関連工事と再生可能エネルギーというテーマ性に加え、上場時の吸収金額、流通株数、初値後の出来高を見ます。
8. 7月22日はティアフォー上場、IPO資金の残り方を見る
ティアフォー(593A)は2026年7月22日に東証グロースへ上場予定です。JPXの新規上場会社情報では公開価格1,085円が確認できます。
投資家が見る点: 自動運転ソフトウェアのテーマ性は強い一方、半導体株が荒い地合いではグロース資金もぶれやすい。初値だけでなく、公開価格からの距離と初値後の出来高を確認します。
確認しておきたい日程
| 日付 | 予定 |
|---|---|
| 2026年7月21日 | 国内現物市場再開 |
| 2026年7月21日 | PCA、インソース、令和アカウンティングHDが決算発表予定 |
| 2026年7月21日 | ビーエイブル(604A)の公開価格をJPXで確認 |
| 2026年7月22日 | ティアフォー(593A)が東証グロースへ上場予定 |
| 2026年7月29日 | アイ・グリッド・ソリューションズ(603A)、ビーエイブル(604A)が上場予定 |
| 2026年7月31日 | キオクシアHDが2027年3月期第1四半期決算を発表予定 |
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- PCA(9629)銘柄分析
- インソース(6200)銘柄分析
- 令和アカウンティング・ホールディングス(296A)銘柄分析
- ホンダ(7267)銘柄分析
- INPEX(1605)銘柄分析
- 日本航空(9201)銘柄分析
- ティアフォー(593A)銘柄分析
- 2026年IPO年間上場企業一覧
出典
- 日経平均プロフィル「ヒストリカルデータ」(2026年7月17日データ)
- Nasdaq Global Indexes「PHLX Semiconductor」(2026年7月20日データ)
- CME Group「Nikkei 225 Futures」(2026年7月21日確認)
- ICE/CME商品先物、外国為替市場の2026年7月20日から21日朝の確認値
- 日本取引所グループ「新規上場会社情報」(2026年7月21日確認)
- 日本取引所グループ「決算発表予定日」(2026年7月21日確認)
- ホンダ「広汽Hondaの合弁期間延長について、広汽集団との契約を締結」(2026年7月20日発表)