日本株・IPO朝刊 2026.07.22 SOX5.2%高と原油91ドル 注目8件 / 半導体反発 / 決算 / 593A上場 日経平均 66,232円 SOX 12,356 Brent 91ドル台 IPO 593A 半導体の買い戻しが続くか、原油高と円安のコスト警戒を同時に確認 kabutrack.com

今日の見方

最初に見るのは、日経平均が67,000円台を保てるかです。7月21日は半導体株の買い戻しが強く、キオクシアHD、アドバンテスト、東京エレクトロンなどが指数を押し上げました。米SOXの大幅反発も支援材料ですが、前日からかなり戻しているため、寄り付き後の利益確定売りをこなせるかが焦点になります。

一方で、原油と為替はむしろ重くなっています。Brent原油が91ドル台、ドル円が163円台にあると、INPEXや商社には支えが出やすい半面、空運、電力、化学、食品、小売にはコスト警戒が残ります。今日は「半導体反発で全面高」と決めつけず、半導体、資源、内需コスト株、決算・還元銘柄、IPOを分けて見たい朝です。

注目ニュース

1. 日経平均は66,232.19円、夜間先物は67,200円

日経平均は2026年7月21日に66,232.19円で引け、前日比2,091.07円高でした。大阪夜間の日経225先物は67,200円で終え、現物終値を上回っています。

投資家が見る点: 67,000円台を前場中盤まで保てるかが最初の確認点です。高寄り後に失速する場合、急落後の買い戻しが一巡したと見られやすくなります。

2. 米SOXは12,356.16、メモリー株反発が日本株に波及

NasdaqのPHLX Semiconductor Sector Indexは2026年7月21日に12,356.16となり、前日比614.85ポイント高でした。米メモリー関連株の反発は、キオクシアHDや半導体製造装置株への連想を生みます。

投資家が見る点: アドバンテスト、東京エレクトロン、ディスコ、キオクシアHDは買い先行になりやすい地合いです。ただ、短期の値幅が大きく、前場後半に出来高を伴って高値を保てるかを見ます。

3. Brent原油は91ドル台、円安も重なる

Brent原油は2026年7月21日から22日朝にかけて91ドル台、WTI原油も85ドル台に上昇しました。ドル円は163円台で、輸入コストと燃料費の警戒が続きます。

投資家が見る点: INPEX、石油元売り、総合商社には支えになりやすい一方、JAL、ANA HD、電力、化学、食品、外食は燃料・原材料高を見られます。原油92ドル接近なら、銘柄間の温度差がさらに出ます。

4. インソースは増収増益、増配と自己株取得も同時発表

インソース(6200)の2026年9月期第3四半期は、売上高115.82億円、営業利益44.48億円でした。あわせて期末配当予想を35.0円へ修正し、自己株式取得と自己株式消却も発表しています。

投資家が見る点: 決算単体では利益の伸びは小幅ですが、増配・自社株買い・消却が重なった点は需給面で見られます。高寄り後は、教育サービスの成長率より還元評価がどこまで続くかを確認します。

5. PCAはクラウド拡大でも営業減益

ピーシーエー(9629)の2027年3月期第1四半期は、売上高43.32億円、営業利益3.91億円でした。クラウドサービス売上は伸びましたが、人件費や開発費、AIインフラ投資が利益を圧迫しました。

投資家が見る点: ARRやクラウド契約数の伸びだけでは評価しにくい内容です。市場は、先行投資が営業利益率の回復につながる時期を見ます。

6. KPPGHD、朝日印刷、enishの還元・優待材料を確認

KPPグループHD(9274)は株主優待の9月末基準追加、自己株式取得枠拡大、自己株式消却を発表しました。朝日印刷(3951)は自己株式取得、enish(3667)は抽選型の暗号資産優待を発表しています。

投資家が見る点: KPPGHDは還元強化がまとまった材料です。enishの暗号資産優待は話題性がありますが、抽選型で全株主に同額が配られる制度ではなく、優待利回りとして単純比較しにくい点に注意します。

7. 今日の決算予定はオービック、OBC、ブロンコビリーなど

2026年7月22日は、オービック(4684)、オービックビジネスコンサルタント(4733)、ブロンコビリー(3091)、オービーシステム(5576)などの決算発表が予定されています。

投資家が見る点: オービックとOBCは高収益IT株として、受注、保守・クラウド売上、営業利益率が見られます。ブロンコビリーは既存店、牛肉価格、人件費、通期計画の修正有無を確認します。

8. ティアフォーが本日上場、ビーエイブルは申込開始

ティアフォー(593A)は2026年7月22日に東証グロースへ上場します。JPXの初値決定前気配運用では、板中心値段は公開価格の1,085円、上限値段は2,496円です。ビーエイブル(604A)は公開価格700円で、申込期間が始まります。

投資家が見る点: ティアフォーは自動運転・AIテーマが強い一方、公開価格ベースの吸収金額は大きめです。初値の高さだけでなく、初値後の出来高、公開価格からの距離、グロース資金の残り方を見ます。

確認しておきたい日程

日付予定
2026年7月22日ティアフォー(593A)が東証グロースへ上場
2026年7月22日ビーエイブル(604A)の申込期間開始
2026年7月22日オービック、OBC、ブロンコビリー、オービーシステムなどが決算発表予定
2026年7月27日ビーエイブル(604A)の申込期間終了予定
2026年7月29日アイ・グリッド・ソリューションズ(603A)、ビーエイブル(604A)が上場予定
2026年7月31日キオクシアHDが2027年3月期第1四半期決算を発表予定

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出典