2026.08.11|日本株朝刊 山の日・祝日先物 注目8件|原油・為替・8月10日決算 現物市場 休場 祝日先物 8:45 原油・為替 方向確認 個別材料 決算・還元 kabutrack.com

今日の見方

現物株を売買できない祝日は、先物、原油、為替が8月12日の寄り付きに向けた先行指標になります。8月11日午前7時30分時点では、日経225先物が現物の日経平均を下回る一方、TOPIX先物は相対的に底堅い形でした。半導体・値がさ株だけの調整なのか、相場全体へ売りが広がるのかは、祝日取引の値動きと出来高を合わせて判断します。

もう一つの軸は8月10日決算です。住友金属鉱山は大幅増益、楽天グループは営業黒字へ転換しましたが、数字の中身は異なります。住友金属鉱山は資源価格と持分法損益、楽天はモバイル損失と親会社帰属損益を分けて読む必要があります。

注目ニュース

1. 8月11日は山の日、現物休場でも祝日先物は取引

2026年8月11日は山の日で、東京証券取引所の現物市場は休場です。大阪取引所と東京商品取引所は祝日取引を実施し、日経225先物などの日中取引は午前8時45分に始まります。次の現物取引日は8月12日です。

投資家が見る点: 祝日取引は現物市場が閉じているため、値動きが通常日より軽くなる場合があります。先物の方向だけでなく、日経225型とTOPIX型の差、出来高、海外時間での値持ちを確認します。

2. 日経平均2%高の後、日経225先物は反落

8月10日の日経平均は66,970.22円と前営業日比2.08%上昇し、TOPIXは4,100.61で0.63%上昇しました。11日午前7時30分までの夜間取引では、日経225先物が66,720円(440円安)、TOPIX先物が4,119.5(3.0ポイント高)でした。

投資家が見る点: 日経平均の上昇率がTOPIXを大きく上回った翌朝に、日経225先物だけが弱い形です。8月12日は半導体・値がさ株の利益確定と、資源・商社・輸出株への資金移動を分けて見ます。

3. 原油約5%高、円は159円台でセクター差が広がる

8月11日午前7時30分までに、Brent原油は87ドル台、WTI原油は82ドル台へ上昇し、ドル円は159円台で推移しました。米NASDAQ総合は8月10日に0.32%下落し、米10年債利回りも上昇しています。

投資家が見る点: 原油高と円安はINPEX、ENEOS、商社、輸出株の支えになり得る半面、空運、電力、化学、食品にはコスト要因です。半導体株には米ハイテク安と金利上昇が重く、8月10日の上昇分に対する利益確定も意識されます。

4. 住友金属鉱山(5713)、1Q純利益は879.35億円

住友金属鉱山の2027年3月期第1四半期は、売上高5,401.10億円、税引前利益1,180.40億円、親会社帰属利益879.35億円でした。前年同期比ではそれぞれ42.3%増、211.4%増、220.5%増です。

投資家が見る点: 通期純利益予想2,160億円に対する進捗率は40.7%です。金・銅価格と円相場は支えですが、資源価格や持分法損益の寄与を除いた利益の持続性まで確認します。

5. 楽天グループ(4755)、中間期は営業黒字・最終赤字

楽天グループの2026年12月期中間期は、売上収益1兆3,090.52億円、営業利益178.83億円となり、前年同期の営業赤字から黒字転換しました。一方、親会社帰属損益は109.41億円の赤字です。

投資家が見る点: 第2四半期単独の黒字だけで判断せず、中間期累計の最終損益とモバイル部門の損失縮小を確認します。本業改善が資金調達負担や財務の薄さを上回れるかが焦点です。

6. ミルボン(4919)、中間期営業利益は72.7%増

ミルボンの2026年12月期中間期は、売上高268.78億円、営業利益33.47億円、純利益24.16億円でした。前年同期比は売上高8.3%増、営業利益72.7%増、純利益476.5%増です。

投資家が見る点: 営業利益率は12.5%まで改善しました。純利益の大幅増だけを追うのではなく、営業利益の伸びが下期も続くか、原材料・人件費を吸収できるかを見ます。

7. 丸山製作所(6316)、3Q利益進捗と優待拡充

丸山製作所の2026年9月期第3四半期累計は、売上高328.43億円、営業利益17.60億円、純利益10.72億円でした。営業利益は通期予想18億円に対して97.8%まで進み、同社は2026年9月末基準分から株主優待も拡充します。

投資家が見る点: 高い進捗率に加え、優待は10年以上保有者向けの株数区分新設とデジタルギフト追加が材料です。ただし最高1万5,000円分は500株以上を10年以上保有する条件で、短期保有者へ一律に増える制度ではありません。

8. 株主優待は拡充と縮小が混在

リンクアンドモチベーション(2170)は2026年12月末基準分からデジタルギフトを全区分で10%増額します。ジャパンクラフトHD(7135)は同じ基準分から優待券の額面と利用条件を変更し、100株区分の年間額を500円分へ縮小します。

投資家が見る点: 「拡充」「変更」という見出しだけでは実質価値を比較できません。リンクアンドモチベーションは1,000株以上・1年以上、ジャパンクラフトHDは株数別の基準日と継続保有期間があり、必要投資額と利用条件を先に確認します。

確認しておきたい日程

日付予定
2026年8月11日山の日で東証現物市場は休場、大阪取引所・東京商品取引所は祝日取引
2026年8月11日 8:45日経225先物などの祝日日中取引開始
2026年8月12日東証現物市場が再開、8月10日引け後の個別材料を初めて本格消化

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