2026年9月24日 日本株夕刊 注目4件

今日の見方

日経平均は朝方に66,249.11円まで上昇しましたが、終値は高値を735.12円下回りました。TOPIXが下落し、プライム市場では値下がり銘柄が値上がりを上回っています。指数の終値だけで市場全体の強さを判断しにくい一日でした。

朝刊・昼刊で焦点にした半導体株の上昇は日経平均を支えましたが、他の銘柄への波及は限られました。後場に指数間の差が広がったことを踏まえ、明日はTOPIXと騰落銘柄数が改善するかを確認します。

本日の市場

指数9月24日終値前日比日中高値 / 安値
日経平均65,513.99円+495.04円(+0.76%)66,249.11円 / 65,407.37円
TOPIX4,075.30-15.84(-0.39%)4,109.97 / 4,075.30
東証グロース市場250808.19-0.79(-0.10%)817.78 / 807.33

東証プライムの売買高は24億9,306万株、売買代金は9兆2,038億円。値上がり674、値下がり838、変わらず42銘柄でした。日経平均は9時に65,407.37円をつけ、9時32分に66,249.11円まで上昇。その後は上げ幅を縮め、TOPIXは日中安値で取引を終えました。

きょうの注目材料

1. 半導体株主導で指数間に差

日経平均は上昇しましたが、TOPIXとグロース市場250は下落しました。プライム市場の値下がり銘柄数も値上がりを164銘柄上回っています。指数構成の違いもあるため、指数間の差は市場全体の強弱をみる一つの手掛かりとして扱います。

投資家が見る点: 半導体関連の上昇が続くかに加え、TOPIXや値上がり銘柄数にも改善が広がるかを確認します。

2. 引け後決算・業績修正は明暗

日本オラクル(4716)の2027年5月期第1四半期は、売上高748.61億円(前年同期比+13.0%)、営業利益259.18億円(+22.7%)、純利益182.45億円(+23.2%)でした。通期予想は据え置きです。

カバー(5253)は2027年3月期上期予想の営業利益を19.30億円から35億円へ引き上げました。売上高予想は222.70億円で据え置いています。

生化学工業(4548)は2027年3月期通期の営業損益予想を20.50億円の黒字から20.50億円の赤字へ修正し、年間配当予想も30円から20円へ引き下げました。会社はロイヤルティー収入の減少を理由に挙げています。

投資家が見る点: オラクルとカバーは翌日の株価反応と、上期・通期計画に対する進捗を確認します。生化学工業は下方修正の影響範囲と、今後のロイヤルティー収入を見ます。

3. 株主還元・資本政策の発表

  • 清水建設(1803): 自己株式取得枠を拡大し、9月25日にToSTNeT-3で取得する予定を公表しました。立会外の単発取得で、通常市場での継続買付とは性質が異なります。
  • 名糖産業(2207): 2027年1月の株式分割と株主優待制度の変更を発表しました。優待変更の内容は別記事にまとめています。
  • 田中商事(7619): 中間配当予想を1株10円から17円へ、年間配当予想を31円から38円へ引き上げました。
  • みずほフィナンシャルグループ(8411): 自己株式取得の終了を発表し、取得株式を10月23日に消却する予定です。

4. レイヤード(634A)は9月25日上場予定

東証スタンダード市場では、レイヤード(634A)が9月25日に上場予定です。仮条件は1,350〜1,400円ですが、9月24日時点のKABUTRACK IPO一覧では公開価格は未確認です。公開価格の決定状況と初値形成後の売買を分けて確認します。

明日の確認点

  1. 日経平均の上昇が半導体以外へ広がるか。TOPIXとプライム市場の騰落銘柄数も確認します。
  2. 日本オラクル、カバー、生化学工業の決算・業績修正に対する株価反応を確認します。
  3. 清水建設のToSTNeT-3結果と、レイヤード(634A)の上場・初値を確認します。

関連ページ

出典

※本記事は2026年9月24日大引け後に確認できた情報を整理したもので、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。