前場の3行まとめ
- 日経平均は5日続伸し、66,318.14円で前引け。 前場高値66,367.55円まで上昇し、6万6000円台を維持しました。
- 前日より買いが広がりました。 33業種中30業種が上昇し、銀行・証券に加え、半導体・電気機器も強い展開です。
- 後場は66,000円と66,367円。 66,000円を支持線として前場高値を抜けるか、長期金利上昇で高PER株に利益確定が出るかが焦点です。
① 前場の日本市場
日経平均は65,639.62円で寄り付き、その水準を前場安値として上昇しました。10時54分には66,367.55円まで買われ、前引けは66,318.14円、+804.15円(+1.23%)。前日までの上昇を引き継ぎながら、高値圏で前場を終えています。
TOPIXは4,123.73、+48.43ポイント(+1.19%)と3日ぶりに反発。東証プライム前場の売買高は概算8億9,976万株、売買代金は概算3兆7,397億円でした。値上がり銘柄は1,000銘柄を超え、値下がりは425銘柄。日経平均だけでなく、TOPIXと騰落銘柄数も改善しています。
② 朝刊から変わった点
朝刊では、寄り付き後に指数と市場全体の広がりを分けて見る方針を示しました。前引けでは日経平均とTOPIXがともに1%超上昇し、プライム市場の値上がりは1,000銘柄を超えています。前日9月24日は日経平均が上昇する一方でTOPIXは下落しており、25日前場は銀行・証券を含む30業種に上昇が広がった点が変化です。
③ 業種・テーマ別の強弱
33業種では30業種が上昇、3業種が下落。上昇率上位は銀行、証券・商品先物、電気機器、精密機器、その他金融で、国内金利上昇を材料に金融株が強く、AI・半導体関連にも買いが続きました。
下落は情報・通信、建設、水産・農林。情報・通信ではソフトバンクグループの下落が重しです。
半導体は東京エレクトロン、アドバンテスト、イビデンが強く、前日の主役が継続。銀行は長期金利3%台が収益期待につながる一方、不動産や高PER株には金利上昇が逆風になりやすい環境です。自動車は158円台の円安が支援材料ですが、前場の上昇率上位には入りませんでした。資源・空運も前場の中心テーマではありません。
④ 為替・金利・先物
日経225先物12月限は11:30時点で66,160円。現物前引け66,318.14円をやや下回るため、ランチタイム後に先物が66,300円方向へ戻るかが後場寄りの確認点です。
日本10年債利回りは午前に3.115%まで上昇しました。銀行には利ざや面で追い風となり得る一方、半導体など高PER株には割引率上昇が重しとなるため、金利と株価の反応を分けて見ます。為替は午後の水準を確認し、午前の株価変動を為替だけに結び付けないようにします。
⑤ 前場の注目銘柄
東京エレクトロン(8035)は日経平均を約219円押し上げ、前場のプラス寄与首位。アドバンテスト(6857)が約196円、イビデン(4062)が約84円押し上げ、半導体3銘柄が指数上昇の中心でした。
一方、ソフトバンクグループ(9984)は日経平均を約134円押し下げ、マイナス寄与首位。AI関連を一括して買うのではなく、半導体製造装置・基板と大型投資会社で資金の向きが分かれています。
銀行株は業種別上昇率首位。日本10年債利回りが3.115%まで上昇したことで、国内金利上昇を利益材料として評価する動きが前場に強まりました。
⑥ 11:30までの決算・TDnet・重要開示
11:30までに、日本株全体の方向を変える規模の大型決算・業績修正は確認できていません。前場の主要ドライバーは個別決算より、半導体株への買い、国内長期金利の上昇、金融株への資金流入でした。
本日はレイヤード(634A)が東証スタンダード市場に新規上場。公開価格1,400円に対し、前場に2,230円で初値を形成しました。公開価格を約59%上回っています。
カドー(628A)も本日上場ですが、こちらはTOKYO PRO Marketです。一般市場のIPOとは市場区分が異なるため、レイヤードと分けて扱います。
後場見るべきポイント
1. 日経平均66,000円を維持し、66,367円を上抜けるか
前場安値65,639.62円から大きく切り返し、前引けは66,318.14円。まず66,000円台を維持できるかが確認点です。前場高値66,367.55円を明確に上回れば、週末を前にしても買いが継続していることを示す材料になります。
2. TOPIX4,120台と「30業種高」が続くか
25日前場は日経平均だけでなくTOPIXも1%超上昇し、30業種が上昇しました。後場もTOPIXが4,120台を維持し、銀行・証券・半導体以外へ買いが残れば、前日の寄与集中型相場からの変化がより明確になります。
3. 長期金利3.1%台でも半導体が値持ちするか
銀行株には国内金利上昇が追い風ですが、半導体など高PER株には本来逆風となりやすい材料です。午前は両方が上昇しました。後場も10年債利回りが3.1%近辺にありながら東京エレクトロン、アドバンテスト、イビデンが高値圏を保つかが、指数の上値余地を見るポイントです。
4. 14時の日銀・消費者物価コア指標
日銀は9月25日14時に「消費者物価のコア指標」を公表する予定です。公表後は指標の内容と金利・為替の反応を確認します。前場の株高を、この後に出る指標への期待と結び付ける根拠は確認できていません。
関連記事
- 日本株朝刊:9/25 注目6件|米金利と米中協議、レイヤード(634A)上場
- MetaのAIグラスとMuse連携発表、部品・半導体企業で追う項目
- 日本株夕刊:9/24 注目4件|半導体主導で日経平均495円高、TOPIXは下落
- 日本株昼刊:9/24 注目4件|日経平均高もTOPIXの上げは限られ、後場は米中行事と個別開示
出典
- 日本取引所グループ「リアルタイム株価指数値一覧」
- 日本取引所グループ「東京証券取引所日報」
- 日本取引所グループ「先物価格情報」
- 日本取引所グループ「新規上場銘柄一覧」
- 日本取引所グループ「新規上場会社情報(TOKYO PRO Market)」
- 日本銀行「各種マーケット関連統計」
- 日本銀行「公表予定」
- 日本相互証券「ヒストリカルデータ」
- 日経平均プロフィル「日次サマリー」
※本記事は2026年9月25日12時33分(日本時間)時点で確認できた情報を整理しています。特定銘柄や金融商品の売買を推奨するものではなく、投資には価格変動、金利、為替、流動性などによる損失リスクがあります。