今日の見方

7月相場は、指数よりも個別材料を見たい局面です。小売決算、株主優待、IPO日程が重なり、短期資金は分かりやすいニュースに反応しやすくなっています。

一方で、好決算でも通期予想が据え置かれると反応は短くなりがちです。IPOもテーマ性だけではなく、売出比率、吸収金額、利益モデルまで見たいところです。

注目ニュース

1. 高島屋、1Qは経常利益43.3%増

高島屋(8233)の2027年2月期第1四半期は、営業収益1196.87億円、営業利益159.71億円、経常利益164.89億円、純利益110.82億円でした。経常利益は前年同期比43.3%増です。

投資家が見る点: 百貨店、インバウンド、商業開発がそろって伸びた決算です。通期予想は据え置きのため、株価反応は第1四半期の強さをどこまで年間に引き延ばすかで分かれます。

2. しまむら、PB・キャラクター商品が支え1Q増益

しまむら(8227)の2027年2月期第1四半期は、売上高1816.63億円、営業利益178.90億円、経常利益187.94億円、純利益128.57億円でした。営業利益は前年同期比16.8%増です。

投資家が見る点: PB、キャラクター商品、気温対応が効き、売上増が利益増につながりました。衣料品小売は天候と在庫の影響が大きく、第2四半期で粗利率が維持できるかを見ます。

3. クスリのアオキHD、本日7月2日に本決算予定

クスリのアオキホールディングス(3549)は、2026年5月期本決算の発表が本日7月2日に予定されています。ドラッグストアの出店、食品強化、調剤の伸びが確認点です。

投資家が見る点: 既存店、粗利率、出店コスト、調剤売上の伸びを分けて見たい決算です。名証メイン上場後の評価では、成長投資と利益率のバランスが焦点になります。

4. ダイセキ、本日7月2日に1Q決算予定

ダイセキ(9793)は、2027年2月期第1四半期決算の発表が本日7月2日に予定されています。産業廃棄物処理、資源リサイクル、環境関連需要を見る材料です。

投資家が見る点: 環境・産廃関連は中期テーマ性がありますが、決算では処理量、単価、燃料費・人件費の影響を確認します。第1四半期の進捗だけでなく通期計画との距離を見ます。

5. イーサポートリンク、本日7月2日に2Q決算予定

イーサポートリンク(2493)は、2026年11月期第2四半期決算の発表が本日7月2日に予定されています。生鮮流通向けシステムや業務受託を手掛ける小型株です。

投資家が見る点: 小型株は決算後に出来高が薄くなりやすいため、短期の値動きに注意が必要です。売上成長だけでなく、営業利益率と通期計画の修正有無を確認します。

6. CRGホールディングス、株主優待を導入

CRGホールディングス(7041)は2026年7月1日、株主優待制度の導入を発表しました。毎年9月30日時点で100株以上を保有する株主を対象に、保有株数と継続保有期間に応じたデジタルギフトを贈呈します。

投資家が見る点: 優待新設は個人投資家の短期需給を刺激しやすい材料です。ただし、優待利回りだけでなく、本業の利益改善と継続性を確認したい銘柄です。

7. 日清紡HD、株主優待を廃止

日清紡ホールディングス(3105)は2026年6月30日、2025年12月31日基準分を最後に株主優待制度を廃止すると発表しました。2026年12月31日基準分以降は実施されません。

投資家が見る点: 優待目的の保有層には売り材料になりやすい一方、今後は配当、事業再編、収益力で評価される局面です。優待廃止後の個人需給を見ます。

8. ティアフォー、7月22日上場予定の大型テーマIPO

ティアフォー(593A)は2026年7月22日に東証グロースへ上場予定です。JPXの新規上場会社情報では、公募17,449,600株、売出3,968,400株、オーバーアロットメント3,212,700株が予定されています。

投資家が見る点: 自動運転、Autoware、SDVというテーマは強いですが、赤字先行の大型IPOです。仮条件、海外販売需要、研究開発費の重さをセットで見ます。

9. チャットプラス、7月15日上場へBB中

チャットプラス(598A)は2026年7月15日に東証グロースへ上場予定です。仮条件は1,050円から1,080円、ブックビルディング期間は2026年6月29日から7月3日までです。

投資家が見る点: AIチャットボット・SaaSの黒字IPOとして見やすい一方、上場後はAIテーマだけでなく継続率、単価、営業利益率が評価材料になります。

10. エブリー、8月4日に東証グロース上場へ

エブリー(607A)は2026年6月30日、東証グロース市場への新規上場承認を受けました。上場予定日は2026年8月4日で、公募1,105,300株、売出4,815,100株、オーバーアロットメント888,000株が上限です。

投資家が見る点: 動画メディアとリテールメディア広告の知名度は高い一方、売出し比重が大きい案件です。7月16日の仮条件決定で、成長評価と需給のバランスを確認します。

確認しておきたい日程

日付確認イベント
2026年7月2日クスリのアオキHD、ダイセキ、イーサポートリンクの決算発表予定
2026年7月3日チャットプラスのブックビルディング終了予定
2026年7月6日チャットプラスの公開価格決定予定日、ティアフォーの仮条件決定予定日
2026年7月15日チャットプラスが東証グロースへ上場予定
2026年7月16日エブリーの仮条件決定予定日
2026年7月22日ティアフォーが東証グロースへ上場予定
2026年7月29日アイ・グリッド・ソリューションズ、ビーエイブルが上場予定
2026年8月4日エブリーが東証グロースへ上場予定

関連ページ

出典