日本株・IPO朝刊 2026.07.14 7/14 注目8件 半導体安 / 原油高 / 決算 / 還元 / IPO 日経平均 67,242円 SOX -4.8% 原油 Brent 83ドル IPO 593A 指数の乱高下より、半導体から資源・金融・個別材料への資金移動を確認

今日の見方

7月13日の日本株は、日経平均の下げ幅が大きい一方で、TOPIXの下落率は相対的に小さく、値がさ半導体とAI関連に売りが偏った一日でした。米国でも7月13日はNASDAQとSOXの下げが目立ち、今日の東京市場ではアドバンテスト、東京エレクトロン、ディスコ、レーザーテック、キオクシアHDの寄り後の戻りが最初の温度計になります。

もう一つは原油です。Brent原油が83ドル台まで上がったことで、INPEX、ENEOS、出光興産、商社には追い風が出やすい一方、航空、電力、化学、食品、外食にはコスト警戒が出ます。指数の下げを一括りにせず、半導体安、資源高、円安、決算、株主還元を分けて見る朝です。

注目ニュース

1. 日経平均は67,242.73円、値がさ半導体の重さを確認

日経平均は2026年7月13日に67,242.73円で引け、前営業日比1,315.00円安でした。高値69,078.21円から安値66,653.11円まで値幅が大きく、指数以上に半導体・値がさ株の売りが目立ちました。

投資家が見る点: まずは67,000円近辺で下げ渋るかです。割り込む場合は7月13日安値66,653.11円が意識されますが、資源・銀行・小売決算銘柄に資金が移るなら、指数ほど全面的な弱さにはなりにくいです。

2. 米SOXが大幅安、東京の半導体株は寄り後の戻りが焦点

米国市場では2026年7月13日にNASDAQが下落し、PHLX Semiconductor Index(SOX)も大きく下げました。AI・半導体株からの資金流出が、東京市場の半導体製造装置株にも逆風になります。

投資家が見る点: アドバンテスト、東京エレクトロン、ディスコ、キオクシアHDは、寄り付きの下げより前場後半の戻り方を見ます。押し目買いが入らない場合、決算前のポジション調整が長引きやすくなります。

3. 原油急騰、資源株とコスト負担株の差が出やすい

Brent原油は7月13日に83ドル台へ上昇し、WTIも大きく上げました。中東情勢と供給リスクへの警戒が続き、資源・商社株と、燃料費を負担する業種の見方が分かれます。

投資家が見る点: INPEX、ENEOS、出光興産、総合商社には支援材料です。一方でANA HD、JAL、電力、化学、食品、外食は、燃料費・物流費・電力費の上昇を価格転嫁できるかが問われます。

4. Sansanは増収増益、グロース地合いとの綱引き

Sansan(4443)は2026年7月13日、2026年5月期通期決算を開示しました。売上高は537.61億円、営業利益は81.85億円、調整後営業利益は84.27億円で、2027年5月期も増収増益レンジを見込みます。

投資家が見る点: 数字は利益改善を伴っています。ただ、米NASDAQ安と金利上昇はグロース株の重しです。今日の初動では、決算評価が地合いの悪さをどこまで上回るかを見ます。

5. マネーフォワードは赤字縮小、収益化評価に一歩近づく

マネーフォワード(3994)の2026年11月期中間決算は、売上高289.92億円、営業損失2.09億円、親会社株主に帰属する中間純利益5.53億円でした。SaaS ARRは476.69億円まで伸びています。

投資家が見る点: 市場は売上成長だけでなく、法定営業損益の黒字化時期を見ています。調整後指標は改善していますが、経常損益はまだ赤字で、グロース株安の朝にどこまで評価されるかは慎重に見たい材料です。

6. コジマ、決算・増配・優待拡充・自社株買いが重なる

コジマ(7513)は2026年8月期第3四半期で売上高2,228.24億円、営業利益74.02億円を開示しました。あわせて期末配当予想を28円に修正し、8月末基準の株主優待拡充と、上限50万株・9億円の自己株式取得も発表しています。

投資家が見る点: 個人投資家に分かりやすい材料が重なっています。短期では高寄り後の利益確定、少し長めでは通期計画に対する利益進捗と、優待拡充後の保有需要を分けて確認します。

7. カーブスHDは自社株買い、規模感は短期需給を動かしやすい

カーブスHD(7085)は2026年7月13日、2026年8月期第3四半期決算を開示しました。売上高315.70億円、営業利益61.50億円の増収増益で、あわせて自己株式取得も発表しています。

投資家が見る点: 決算の利益進捗に加えて、自社株買いの取得規模と取得方法が需給材料になります。短期では買い付け初日の反応、次に会員数・会費単価・物販の伸びが利益率に残るかを見ます。

8. ティアフォーの公開価格は1,085円、チャットプラス上場も接近

JPXの新規上場会社情報では、ティアフォー(593A)の公開価格は仮条件上限の1,085円に決まりました。購入申込期間は2026年7月14日から17日、上場予定日は7月22日です。7月15日にはチャットプラス(598A)の上場も予定されています。

投資家が見る点: ティアフォーは自動運転テーマが強い一方、公開価格ベースの吸収金額は約267.2億円と大きく、赤字予想も残ります。グロース株が荒れる局面では、テーマ性と需給の重さを分けて見ます。

確認しておきたい日程

日付確認イベント
2026年7月14日ティアフォー(593A)の購入申込期間開始
2026年7月14日ビックカメラ、ウイングアーク1st、オキサイド、松竹、不二越、エコスなどの決算発表予定
2026年7月15日チャットプラス(598A)が東証グロース上場予定
2026年7月17日ティアフォー(593A)の購入申込期間終了、アイ・グリッド・ソリューションズ(603A)の公開価格決定予定日
2026年7月22日ティアフォー(593A)が東証グロース上場予定
2026年7月29日アイ・グリッド・ソリューションズ(603A)、ビーエイブル(604A)が上場予定

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