今日の見方
8月5日は日経平均が3.66%高、TOPIXが2.13%高となり、指数は一気に上へ走りました。8月6日はその反動を前提に、下げる銘柄と残る銘柄を分けて見る場面です。日経平均が下げてもTOPIXと値上がり銘柄数が崩れなければ、値がさ株から好決算・還元銘柄への資金移動として読めます。
決算発表は引き続き多く、ソフトバンクグループ、レーザーテック、任天堂、NTT、古河電工などが控えます。朝の方向感より、開示後に数字、受注、為替前提、株主還元がどう評価されるかを確認したい日です。
注目ニュース
1. 日経平均は66,300円台へ急伸、夜間先物は反落
8月5日の日経平均は66,300.44円、前日比2,342.91円高で終了しました。TOPIXは4,046.17、グロース250は723.41まで上昇し、プライム市場の売買代金も大きく膨らみました。
投資家が見る点: 8月6日は上昇幅の大きかった半導体・値がさ株の利益確定をどこで吸収するかが焦点です。指数の下落幅だけでなく、TOPIX、騰落銘柄数、決算銘柄の値持ちを見ます。
2. 米国市場はダウ高・NASDAQ安、AI株は選別へ
8月5日の米国市場は、ダウが上昇する一方でNASDAQは下落しました。AI関連では、設備投資負担や成長期待に対する見方が分かれ、前日まで強かった銘柄に利益確定が出ています。
投資家が見る点: 東京市場ではアドバンテスト、東京エレクトロン、ディスコなど指数寄与度の大きい銘柄に反動が出やすい日です。全面的な半導体売りか、決算と受注で残る銘柄があるかを分けます。
3. ホンダは1Q営業利益5,307.67億円、通期予想を上方修正
ホンダ(7267)の2027年3月期第1四半期は、売上高6兆615.14億円、営業利益5,307.67億円でした。通期の営業利益予想は6,500億円で、1Q時点の進捗率は単純計算で81.7%です。
投資家が見る点: 数字は強い一方、為替前提、自動車の販売数量、中国、EV関連費用を分けて見る必要があります。短期の評価は、上方修正後でも通期計画が保守的と見られるかに寄ります。
4. IHIは1Q営業利益732.18億円、通期営業利益予想2,500億円
IHI(7013)の2027年3月期第1四半期は、売上高3,745.48億円、営業利益732.18億円でした。通期営業利益予想は2,500億円、親会社株主に帰属する当期純利益予想は1,720億円です。
投資家が見る点: 航空・防衛のテーマ性だけでなく、利益率19.5%の持続性を確認します。特殊要因や案件進捗が混じる場合、見かけの増益率より本業の採算が見られます。
5. 花王は2Q増益、株主優待制度を新設
花王(4452)の2026年12月期第2四半期は、売上高8,719.34億円、営業利益958.31億円でした。あわせて、2026年12月末基準から100株以上の株主を対象とする株主優待制度を新設しています。
投資家が見る点: 優待新設は個人株主向けの材料ですが、本線は化粧品・日用品の利益回復です。400株以上の優待価値だけでなく、営業利益率と通期純利益予想の達成度を確認します。
6. 三洋化成は自社株買い・消却・株式分割を同時発表
三洋化成(4471)は、上限50万株・25億円の自己株式取得、保有自己株100万株の消却、1株を4株にする株式分割を発表しました。2027年3月期第1四半期は営業利益51.29億円でした。
投資家が見る点: 還元策が重なるため短期の注目度は高い一方、株価反応が先行しやすい材料です。取得期間、分割後の流動性、配当予想の実質的な見え方を確認します。
7. エプソンは300億円規模の自社株買い、1Qも増益
エプソン(6724)の2027年3月期第1四半期は、売上高3,672.41億円、営業利益206億円でした。会社は自己株式取得枠も発表しており、株主還元と業績進捗を同時に見る銘柄です。
投資家が見る点: 自社株買いは需給面の支えになりますが、営業利益率は5.6%にとどまります。還元だけでなく、プリンティング、製造ソリューション、為替影響の内訳を追います。
8. テクノメディカは黒字転換、ToSTNeT-3型の自社株買いも確認
テクノメディカ(6678)の2027年3月期第1四半期は、売上高22.02億円、営業利益2.36億円となり、前年同期の営業赤字から黒字転換しました。自己株式取得は立会外取引での実施が予定されています。
投資家が見る点: 立会外の一括取得は、通常の市場買付けとは需給効果が異なります。株主還元の見出しだけでなく、医療機器需要、利益率10.7%、通期計画に対する進捗を確認します。
9. 8月6日はソフトバンクG、レーザーテック、任天堂などが決算
8月6日は、ソフトバンクグループ(9984)、レーザーテック(6920)、任天堂(7974)、NTT(9432)、古河電工(5801)、コクサイエレクトリック(6525)、味の素(2802)などの開示が予定されています。
投資家が見る点: 相場全体への影響が大きいのはソフトバンクGとレーザーテックです。任天堂は新型機販売、古河電工はAIデータセンター向け、味の素は食品と半導体材料を分けて見ます。
10. IPOはエブリー上場後、8月6日にセイワHDの名証上場日
エブリー(607A)は8月4日に東証グロースへ上場し、初値294円、初日終値240円でした。8月6日はセイワホールディングス(523A)の名証ネクスト上場日で、重複上場案件として扱います。
投資家が見る点: IPO資金は大型決算に比べると目立ちにくい日です。エブリーは公開価格230円近辺での需給、セイワHDは市場変更・重複上場として流動性と初日の板付きを確認します。
確認しておきたい日程
| 日付・時刻 | 確認事項 |
|---|---|
| 2026年8月6日 | セイワホールディングス(523A)名証ネクスト上場日 |
| 2026年8月6日 | ソフトバンクグループ、レーザーテック、任天堂、NTTなどの決算発表 |
| 2026年8月6日 | 三洋化成の自己株式取得開始予定日 |
| 2026年8月7日 | セイコーエプソンの自己株式取得開始予定日 |
| 2026年8月7日 | 米雇用統計など海外マクロ指標の確認 |
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- 三洋化成(4471)2027年3月期1Q決算
- エプソン(6724)2027年3月期1Q決算
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- 2026年IPO年間上場企業一覧
出典
- 市場データは2026年8月6日午前7時30分時点の取引所・情報ベンダー表示に基づく
- 日経平均プロフィル「ヒストリカルデータ」
- 日本取引所グループ「マーケット情報」
- 日本取引所グループ「先物・オプション価格情報」
- 日本取引所グループ「新規上場会社情報」
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- IHI「IRニュース」
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