日本株半導体株見通し 2026年9月24日から25日

今日の見方

先週後半は、SOXの反発を受けて日本の半導体・AI関連株が指数を支えました。ただし、9月18日は日経平均が前日比882.70円高となる一方、TOPIXは下落し、値下がり銘柄が値上がり銘柄を上回っています。上昇の主役が一部の値がさ株に限られるなら、半導体株の強さと市場全体の強さは分けて考える必要があります。

見る順番は、①9月23日までのSOXと米10年債、②24日のドル円と先物、③半導体以外を含む騰落銘柄数です。24日の寄り付きだけで反発継続と判断せず、終値まで買いが残るかを確認します。

注目材料

1. 3日分の米半導体株が24日の寄り付きに集中する

JPXでは9月21日が敬老の日、22日が休日、23日が秋分の日で、東京証券取引所の現物市場は3日連続で休業します。大阪取引所の先物・オプションは祝日取引が行われるため、現物休場中も海外市場の変化は先物に反映されます。

9月18日のSOXは11,921.69で、前日比2.78%上昇しました。24日はNVIDIAやAMDなど米半導体株、SOX、米金利、ドル円の変化をまとめて消化する場面です。

投資家が見る点: 先物高だけでなく、東京エレクトロン(8035)、アドバンテスト(6857)、レーザーテック(6920)、キオクシアHD(285A)が寄り付き後も上昇を保てるかを確認します。銘柄ごとに業績材料と需給が違うため、半導体関連株を一括りにしません。

2. SOX反発と米10年債5%近辺の綱引き

米10年債利回りは9月18日に5.01%でした。半導体株はAI投資や設備投資の期待で買われやすい一方、長期金利が上がると将来利益の現在価値を低く見る動きが出やすくなります。9月16日のFOMCは政策金利を0.25ポイント引き上げ、3.75〜4.00%としました。声明ではインフレが高止まりしていると説明しています。

投資家が見る点: SOX上昇が続いても、米10年債が5%台で一段と上がるなら、半導体株の上値追いにはブレーキがかかりやすい組み合わせです。逆に金利低下を伴うSOX高なら、24日の買い戻しが続くかを確認しやすくなります。これは市場データからの見立てであり、株価の方向を保証するものではありません。

3. 日銀利上げ後の円相場が輸出株の評価を左右する

日本銀行は9月18日、無担保コールレート翌日物の誘導目標を1.00%程度から1.25%程度へ引き上げました。新しい方針は9月24日から適用されます。利上げ後も円高が進まなかったため、24日は政策変更そのものより、ドル円と日本国債利回りの反応が焦点です。

投資家が見る点: 円安が続けば海外売上の大きい製造装置株には円換算の追い風として意識されやすい一方、急な円高なら同じ銘柄の評価は変わります。為替だけで判断せず、受注、会社計画、米半導体株の動きと合わせます。

4. AI投資への警戒が再燃するか

9月14日のSOX急落後に買い戻しが入ったものの、AI向けデータセンター投資の規模や回収期間に対する市場の評価は、金利とともに半導体株の変動要因です。新たな開示や決算がない段階でAI需要の強弱を断定することはできません。

投資家が見る点: 半導体株が上がるかだけでなく、上昇の根拠がSOX連動の短期買い戻しなのか、個別企業の受注・利益見通しの再評価なのかを分けて見ます。24〜25日の値動きと、次の会社開示を別々に確認する局面です。

今週のシナリオ

現時点の基本シナリオは、24日に3日分の海外材料を織り込み、半導体株は高く始まっても値幅が大きくなりやすい展開です。SOX高、米金利低下、円安が重なる場合は買い戻しが続く余地があります。

反対に、米10年債が5%台で上昇し、SOXが反落すれば、先週後半に上昇した銘柄ほど利益確定売りが出やすくなります。日経平均だけでなく、TOPIX、騰落銘柄数、半導体以外の電機株まで買いが広がるかが、反発の質を判断する材料です。

確認しておきたい日程

日付確認イベント
9月21日(月)〜23日(水)東証現物は休業。大阪取引所では先物・オプションの祝日取引
9月24日(木)日銀の新政策金利1.25%適用開始、3日分の海外半導体・金利・為替を現物市場が消化
9月25日(金)2日間の現物取引の最終日。半導体株の終値とTOPIXへの広がりを確認

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出典

本稿は特定銘柄の売買や利益を推奨するものではありません。半導体株は株価変動、金利、為替、設備投資サイクル、輸出規制、地政学、流動性などの影響を受け、投資元本を割り込む可能性があります。