今日の見方
先週は、日経平均が7月2日に大きく崩れ、7月3日に戻すという値幅の大きい展開でした。日経平均プロフィルでは、7月3日のセクター別騰落寄与度で技術セクターが大きくプラスとなっており、相場の中心が引き続きAI・半導体にあることは変わりません。
ただ、戻りが強かった分、週明けは短期資金の利益確定も出やすい局面です。指数だけを追うより、IPOの日程、決算発表、株主還元・優待材料のような個別イベントを分けて確認したい日です。
注目ニュース
1. 日経平均、7月3日は1,010円高で急反発
日経平均株価は2026年7月3日、69,744.07円で取引を終えました。前日比は1,010.92円高、上昇率は1.47%です。日経平均プロフィルでは、技術セクターの騰落寄与度が555.65円のプラスでした。
投資家が見る点: 7月2日の急落後に半導体・AI関連へ買い戻しが入った形です。週明けは戻りの強さより、主力ハイテク株の出来高、寄り後の失速有無、内需株への資金分散を見ます。
2. 米国株は7月3日休場、休場明けの反応を確認
Nasdaqの休日カレンダーでは、2026年7月3日は独立記念日の振替で米国株市場が休場です。週明けの日本株は、米休場明けの先物、為替、米半導体株の方向感を見ながら始まります。
投資家が見る点: 週末の米国株から直接の手掛かりがない分、東京時間は先物主導で振れやすくなります。AI・半導体株は、国内材料と海外先物の両方に反応しやすい点に注意です。
3. チャットプラス、7月6日は公開価格決定予定日
チャットプラス(598A)は2026年7月15日に東証グロースへ上場予定です。JPXの新規上場会社概要では、仮条件は1,050円から1,080円、公開価格決定日は2026年7月6日、申込期間は7月7日から7月10日までです。
投資家が見る点: AIチャットボット・SaaSの黒字IPOとして説明しやすい案件です。公開価格が仮条件上限で決まるか、申込期間に向けて個人投資家の需要が続くかを確認します。
4. ティアフォー、仮条件決定と需要申告が本日から
ティアフォー(593A)は2026年7月22日に東証グロースへ上場予定です。JPX資料では、仮条件決定日は2026年7月6日、ブックビルディング期間は7月6日から7月10日まで、公開価格決定日は7月13日です。
投資家が見る点: 自動運転、Autoware、SDVというテーマ性は強い一方、公募17,449,600株、売出3,968,400株、OA3,212,700株と規模も大きいIPOです。テーマ人気と需給の重さを同時に見たい案件です。
5. エブリー、8月4日上場予定の大型グロースIPO
エブリー(607A)は2026年8月4日に東証グロースへ上場予定です。JPXの新規上場会社情報では、公募1,105,300株、売出4,815,100株、OA888,000株が予定されています。
投資家が見る点: DELISH KITCHENの知名度は高い一方、売出し比率の大きさは初値需給の重さにつながります。リテールメディア広告の成長性と、上場時の流通株数を分けて見ます。
6. アイ・グリッド・ソリューションズ、GXテーマで7月29日上場予定
アイ・グリッド・ソリューションズ(603A)は2026年7月29日に東証グロースへ上場予定です。JPXの新規上場会社情報では、公募2,689,000株、売出8,051,500株、OA1,611,000株が予定されています。
投資家が見る点: GX、再エネ、分散型エネルギーは政策テーマとして説明しやすい一方、売出しの大きさは重しです。仮条件で成長評価と需給のバランスを確認します。
7. ビーエイブル、原子力・再エネ関連のスタンダードIPO
ビーエイブル(604A)は2026年7月29日に東証スタンダードへ上場予定です。JPXの新規上場会社情報では、公募にあたる自己株式処分2,577,500株、売出700,000株、OA491,600株が予定されています。
投資家が見る点: 原子力・廃炉関連と再生可能エネルギー関連の両方を持つ政策テーマ銘柄です。ただしスタンダード案件のため、初値だけでなく受注継続性、利益率、配当方針も見たいところです。
8. 株主還元・優待材料は個別物色の受け皿に
7月入り後も、株主優待の新設、内容決定、制度再案内、自社株買い、増配などの開示が個別株の材料になっています。指数が荒い日は、こうした個別材料へ短期資金が向かいやすくなります。
投資家が見る点: 優待や還元は見出しだけで買われやすい一方、制度変更なのか、単なる再案内なのかで意味は違います。配当、業績、財務、継続性を合わせて確認したい材料です。
9. 7月決算シーズン、小売・外食・サービスの数字を確認
7月は小売、外食、ドラッグストア、サービス関連など、2月期・5月期企業の決算発表が増える時期です。すでに発表済みの決算では、売上拡大と利益率の差が市場の反応を分けています。
投資家が見る点: 決算シーズン序盤は、上方修正や増配だけでなく、原価、人件費、物流費、広告費の吸収度合いが見られます。売上より利益、利益よりキャッシュの順で確認したい局面です。
10. 今週はIPO日程と決算、海外イベントを同時に見る週
今週はチャットプラスの公開価格決定、ティアフォーのブックビルディング開始、7月決算発表の本格化が重なります。海外では米休場明けの株式市場、中国A株の新取引ルール、AI・半導体関連ニュースも手掛かりになります。
投資家が見る点: 指数が強くても弱くても、IPO、決算、株主還元、AI・半導体の個別材料が分かれやすい週です。短期の値動きだけでなく、公開価格、仮条件、決算の利益率、還元の継続性を確認します。
確認しておきたい日程
| 日付 | 確認イベント |
|---|---|
| 2026年7月6日 | チャットプラスの公開価格決定予定日、ティアフォーの仮条件決定・需要申告開始予定日 |
| 2026年7月7日 | チャットプラスの申込期間開始予定日 |
| 2026年7月10日 | ティアフォーの需要申告期間終了予定日、チャットプラスの申込期間終了予定日 |
| 2026年7月13日 | ティアフォーの公開価格決定予定日 |
| 2026年7月15日 | チャットプラスが東証グロースへ上場予定 |
| 2026年7月22日 | ティアフォーが東証グロースへ上場予定 |
| 2026年7月29日 | アイ・グリッド・ソリューションズ、ビーエイブルが上場予定 |
| 2026年8月4日 | エブリーが東証グロースへ上場予定 |
KABUTRACK編集部 注目テーマ
- IPO:チャットプラス、ティアフォー、エブリー
- 株主優待:7月権利確定銘柄と新設・変更開示
- 株主還元:自社株買い、増配、株式分割
- 決算:小売、外食、サービス、ドラッグストア
- AI関連:半導体、自動運転、AI SaaS
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